「あうぁう…………」
連打によって少しずつ紐男爵が痛みがあることを示し出す。
一度バッと離れ、龍星王は前に向かって蹴りをする。
「ノオォォォォウッ!!」
蹴り飛ばされる紐男爵。ドスンッ、という地鳴りと共に紐男爵は目を回しながら倒れた。
「ドロップ…………アウト…………」
徐々に目が閉じていく。ダイレンジャー達は目の前の巨大怪人を斃すことに成功したのだ。
『やったァッ!!』
リュウレンジャーは子供達が隠れている木陰を見る。子供達も喜び、はしゃいでいる。
これで、あの子たちを家に返してあげることができるんだ。リュウレンジャーは、他の子と喜び合う由貴を見ながらそう思った。
龍星王は紐男爵の体に背を向け、森の方へ歩みを踏み出した。
゙ギロッ!゙
゙ガシッ゙
『な、何だ!?』
ダイレンジャー達は驚く。龍星王が何かに捕まり、動かなくなっているようだ。
下を見てみると、胴体に金色の紐が絡んでいる。慌てて振り向くと、紐男爵の左腕が伸びていた。
「オーーーホッホッ!すうぃぃぃつぅぅぅッッ!大連ぷうぅぅぅあああああぁぁぁぁぁすぅぅぅぅぅんッッ!!」
高らかに叫びながら起き上がる。紐男爵は右手を左腕に添え、妖力を注いでいく。
「紐拳奥義ぃ………紐電撃ィィィッッ!!!」
゙バリバリバリッ!!゙
紐を伝って電撃が走る。それは龍星王に届き、火花が散っていく。
『うわあぁッッ!!』
不意打ちでダメージを負い、膝を落とす龍星王。中のダイレンジャー達はビリビリと痺れてマトモに動けなくなっていた。
「うう………」
気力を注ごうとするが、痺れが止まらない。紐男爵は腕を元に戻し、森の方を向く。
「そこにチャイルドがいるようだな…………」
紐男爵の口が再び開く。唾を垂らしながら、それを子どもたちに向けた。
「ユーら、バアァァァァクッ!」
子どもたちに口が迫る。由貴は感じた。再び飲み込もうとしているんだ。
「あぁ………ああ………」
逃げようにも、足が震えて動かない。他の子も同様でただ見ているしかなかった。
「ぬううぅぅぅゥゥッ!」
『わあああぁぁぁッッ!』
゙ドゥゥゥォォォンッッ!!゙
由貴や他の子供達は轟音がしたために、瞑っていた目を開く。
そこには紐男爵はいない。代わりに、龍星王が立っていた。
その内部では、痺れを堪えながらもリュウレンジャーが気力を振り絞って動かしていたのだ。
他のダイレンジャーも追随し、再び気力を充満させる。
「はぁ…………ハァ…………紐男爵、許さないぞ!」
蹴り飛ばされた紐男爵は怒り、紐を伸ばす。巻きついた触手に右手を添える。
「ユーら、これで、アウウゥゥトオオォォッ!!」
「気伝・飛龍棍!!」
紐男爵が電撃を流そうとした直前、龍星王は如意棒のような棍を取り出す。
それで紐を叩くと、あまりの痛さに紐男爵は自分の所へ戻した。
そこへ、龍星王は飛龍棍を振りかかる。火花が散り、紐男爵に激痛が走る。
飛龍棍を地面につかせ、龍星王は跳びながら回転し、紐男爵に蹴りを浴びせていく。
「ノワアァァァウゥゥチィィ!!」
蹴り飛ばされた紐男爵は仰向けになる。
゙龍連者よ…………今がチャンスだ!飛龍棍を大風車せよ!!゙
連打によって少しずつ紐男爵が痛みがあることを示し出す。
一度バッと離れ、龍星王は前に向かって蹴りをする。
「ノオォォォォウッ!!」
蹴り飛ばされる紐男爵。ドスンッ、という地鳴りと共に紐男爵は目を回しながら倒れた。
「ドロップ…………アウト…………」
徐々に目が閉じていく。ダイレンジャー達は目の前の巨大怪人を斃すことに成功したのだ。
『やったァッ!!』
リュウレンジャーは子供達が隠れている木陰を見る。子供達も喜び、はしゃいでいる。
これで、あの子たちを家に返してあげることができるんだ。リュウレンジャーは、他の子と喜び合う由貴を見ながらそう思った。
龍星王は紐男爵の体に背を向け、森の方へ歩みを踏み出した。
゙ギロッ!゙
゙ガシッ゙
『な、何だ!?』
ダイレンジャー達は驚く。龍星王が何かに捕まり、動かなくなっているようだ。
下を見てみると、胴体に金色の紐が絡んでいる。慌てて振り向くと、紐男爵の左腕が伸びていた。
「オーーーホッホッ!すうぃぃぃつぅぅぅッッ!大連ぷうぅぅぅあああああぁぁぁぁぁすぅぅぅぅぅんッッ!!」
高らかに叫びながら起き上がる。紐男爵は右手を左腕に添え、妖力を注いでいく。
「紐拳奥義ぃ………紐電撃ィィィッッ!!!」
゙バリバリバリッ!!゙
紐を伝って電撃が走る。それは龍星王に届き、火花が散っていく。
『うわあぁッッ!!』
不意打ちでダメージを負い、膝を落とす龍星王。中のダイレンジャー達はビリビリと痺れてマトモに動けなくなっていた。
「うう………」
気力を注ごうとするが、痺れが止まらない。紐男爵は腕を元に戻し、森の方を向く。
「そこにチャイルドがいるようだな…………」
紐男爵の口が再び開く。唾を垂らしながら、それを子どもたちに向けた。
「ユーら、バアァァァァクッ!」
子どもたちに口が迫る。由貴は感じた。再び飲み込もうとしているんだ。
「あぁ………ああ………」
逃げようにも、足が震えて動かない。他の子も同様でただ見ているしかなかった。
「ぬううぅぅぅゥゥッ!」
『わあああぁぁぁッッ!』
゙ドゥゥゥォォォンッッ!!゙
由貴や他の子供達は轟音がしたために、瞑っていた目を開く。
そこには紐男爵はいない。代わりに、龍星王が立っていた。
その内部では、痺れを堪えながらもリュウレンジャーが気力を振り絞って動かしていたのだ。
他のダイレンジャーも追随し、再び気力を充満させる。
「はぁ…………ハァ…………紐男爵、許さないぞ!」
蹴り飛ばされた紐男爵は怒り、紐を伸ばす。巻きついた触手に右手を添える。
「ユーら、これで、アウウゥゥトオオォォッ!!」
「気伝・飛龍棍!!」
紐男爵が電撃を流そうとした直前、龍星王は如意棒のような棍を取り出す。
それで紐を叩くと、あまりの痛さに紐男爵は自分の所へ戻した。
そこへ、龍星王は飛龍棍を振りかかる。火花が散り、紐男爵に激痛が走る。
飛龍棍を地面につかせ、龍星王は跳びながら回転し、紐男爵に蹴りを浴びせていく。
「ノワアァァァウゥゥチィィ!!」
蹴り飛ばされた紐男爵は仰向けになる。
゙龍連者よ…………今がチャンスだ!飛龍棍を大風車せよ!!゙