空を見上げると、赤い龍がいる。大きさはどこかの仮面ライダーが使ってそうな龍に近いが、龍星王に違いない。
迫ってくる龍を避け、姿を見失わぬようにすぐに見る。
龍は着地する瞬間、さっきのような気伝武人・龍星王へと変化したのだった。
「コウ………ウォンタイガー達の力を借りて、私の心へ入ってきたか。白虎真剣、お前もか。」
「そん通りだ。んまぁ、話を聞いたってくれや。」
白虎真剣と龍星王の会話がある。今まで共に戦ってきた仲間ではあるが、まるで友が語り合うように話している。
だが、そんなことに構っている暇はない。
「龍星王、どうして力を貸してくれないんだ?。街が、みんなが危ないんだ!」
「わかっている。だが、゙この世界゙の気力と妖力のバランスを崩したお前達に力は貸せないな。」
「え?」
霧の濃い森の中、正夫と星獅子は対峙していた。龍星王と同様の台詞を、星獅子も吐いているのであった。
「それはさっきも言ってたけど、どういうことなの?」
「気の流れがおかしくなると、時空の流れがおかしくなる。」
星天馬は草原の真ん中にいる健一へ語る。
「そうなりゃ、死者が生き返ったり、パラレルワールドとの境目が無くなって、世界が繋がっちまう可能性があるんだよ。」
「…………じゃあ………バイラムみたいに世界を越える奴らが…………」
広い空間に、時計や石のブロックが浮いている。星麒麟の空間には、町子が招かれていた。
「反魂術には、そんなリスクが…………」
「そうです。ゆえに、反魂術は禁術として言い伝えられているのです。」
「由貴は確かに、後の戦いにも必要になるかもしれない。だが、1人の命の代わりに、この世界そのものの存続を危うくしてるのだ!!」
そこまで話した龍星王は、コウの様子を見る。相当に動揺しているのがわかる。
「わかったなら、帰るのだな。」
くるりと半回りし、コウから離れていく。どこか寂しげな顔をしながら、一歩、また一歩と、進んでいく。
対して、コウは眼を瞑って立ち止まっている。何を考えているのだろうかと、思いつつ、龍星王は去っていく………。
゙ドゥゴオオオォォッッッン!!゙
迫ってくる龍を避け、姿を見失わぬようにすぐに見る。
龍は着地する瞬間、さっきのような気伝武人・龍星王へと変化したのだった。
「コウ………ウォンタイガー達の力を借りて、私の心へ入ってきたか。白虎真剣、お前もか。」
「そん通りだ。んまぁ、話を聞いたってくれや。」
白虎真剣と龍星王の会話がある。今まで共に戦ってきた仲間ではあるが、まるで友が語り合うように話している。
だが、そんなことに構っている暇はない。
「龍星王、どうして力を貸してくれないんだ?。街が、みんなが危ないんだ!」
「わかっている。だが、゙この世界゙の気力と妖力のバランスを崩したお前達に力は貸せないな。」
「え?」
霧の濃い森の中、正夫と星獅子は対峙していた。龍星王と同様の台詞を、星獅子も吐いているのであった。
「それはさっきも言ってたけど、どういうことなの?」
「気の流れがおかしくなると、時空の流れがおかしくなる。」
星天馬は草原の真ん中にいる健一へ語る。
「そうなりゃ、死者が生き返ったり、パラレルワールドとの境目が無くなって、世界が繋がっちまう可能性があるんだよ。」
「…………じゃあ………バイラムみたいに世界を越える奴らが…………」
広い空間に、時計や石のブロックが浮いている。星麒麟の空間には、町子が招かれていた。
「反魂術には、そんなリスクが…………」
「そうです。ゆえに、反魂術は禁術として言い伝えられているのです。」
「由貴は確かに、後の戦いにも必要になるかもしれない。だが、1人の命の代わりに、この世界そのものの存続を危うくしてるのだ!!」
そこまで話した龍星王は、コウの様子を見る。相当に動揺しているのがわかる。
「わかったなら、帰るのだな。」
くるりと半回りし、コウから離れていく。どこか寂しげな顔をしながら、一歩、また一歩と、進んでいく。
対して、コウは眼を瞑って立ち止まっている。何を考えているのだろうかと、思いつつ、龍星王は去っていく………。
゙ドゥゴオオオォォッッッン!!゙