「うん。ありがとう、健一君♪」


由貴の笑顔に反応し、顔が赤くなる健一。すると、由貴の肩を持ち、さっきまで寝ていたベッドに押し倒す。



「え………な、健一君?」


町子はまさかと思って缶ジュースを見る。すると、健一の飲んでいたものだげ酎ハイ゙だった。


「由貴ちゃん………俺さ…………」


顔を近づけていく健一。由貴はハッとし、健一をはねのけた。
そのまま健一は眠ってしまう。


「しょうがないなぁ、健一は。」


正夫だけは健一に布団をかけようとするが、他の3人はさっきの健一の言葉が脳内をかけていた。
ジューザの時もそうだったが、健一は妙に由貴を庇う。特に、町子はやや口元が緩んでしまう。



「そういえばさ、何か忘れてない?」


正夫の一言。まず、今日は水曜日で、時間は11時53分。


「………………………あああぁぁッッ!!学校だァァッッ!!」





つづく