その瞬間、魔獣ジューザへと変貌し、2人の攻撃を受け止めた。



「ククク………小賢しいわ!」



目から破壊光線を出し、2人を吹き飛ばす。クジャクレンジャーも背後から迫るが、触手に捕まり、稲妻を流されてしまう。



「アアアァァッッ!!」



激しい痛みが体を襲うが、天宝来来の玉をクジャクダガーに差し込み、レイピアに変えて触手を切り裂く。
抜けた後に、孔雀の羽を模しだ孔雀扇゙を左手に持ち、向かっていった。

キリンレンジャーが向かおうとすると、隣でホウオウレンジャーが震えていた。


「ゆ、由貴ちゃん………怖い?」



「あたし………やっぱ駄目だ………怖くて……動けない………。駄目………お兄ちゃん……助けて………」


ブルブル震えるホウオウレンジャーは転身を解いてしまう。
それに対して、町子に戻って、由貴にビンタをする。
頬を押さえる由貴。町子は物悲しそうに口を開いた。


「………この世界の亮お兄ちゃんさ、どんな時だって自分の出来る仕事を通して、人を幸せにしていきたいんだって。」


さっき立ち寄った時に聞いた言葉を伝えるキリンレンジャー。



「町子ちゃんも、お兄ちゃんも………みんな、怖くないの?」



「怖いよ………きっと亮お兄ちゃんも。でも、だから戦うんじゃないかな?。恐怖と戦って、守りたいものを………護れるように、強くなるために。」


「!!?。護れる………ように………強く………。」


「あたし、行くね。」