「あの時の顔面蒼白野郎………」


顔面蒼白野郎………即ちラディゲこそが、自分たちの敵の支配者である。そう考えたコウは、自分の世界で起きたことを思い返しながら口を開いた。


「やいやいやい!お前の所為で、色々滅茶苦茶だよ!僕が………僕達がお前を斃す!!。」


「フッ、健気だ!。貴様らのような乳臭い餓鬼に何ができる!」


ニヤリとするコウ。完全に相手はなめている。一気にたたみかけるチャンスだろう。



「その言葉、覚えとけよ!みんな、行くぞォォッッ!!」


『おう!!!!』


右手のオーラギャザーをかざす。左手でキーを引き、声を上げる。



「気!」

「力!」

「転!」

「身!」

「了!」


『オーラッ、チェンジャー!!!!!』


左手のオーラスプレッダーにキーが差し込まれ、気力で練られたスーツが子供たちの身体を包む。
赤・緑・青・黄・桃の光を纏い、腕を広げると姿が露わになる。

「ジェットマンとは違う……?。き、貴様らは何者だ!?」



「リュウレンジャー!天火星・コウ!!」


「シシレンジャー!天幻星・正夫!!」


「テンマレンジャー!天重星・健一!!」


「キリンレンジャー!天時星・町子!!」


「ホウオウレンジャー!天風星・由貴!!」