次の大五の言葉は無かった。辛いが、もしもの時のためにオーラチェンジャーと天宝来来の玉を3人の屍から取り出す。
涙を堪え、リンたちは激しい轟音が響いた方へ向かう。
徐々に不安を掻き立てられるような雰囲気の中、由貴は胸騒ぎがあった。
いつも助けてくれた亮。少しドジだけど、強く、頼りがいのある亮。彼が負けるわけがない。そう思っていた。
だが、そんな思いは簡単に打ち砕かれる。
シャダムは服だけ、ラディゲと亮の屍がそこにあった。
リンは崩れ去り、顔を押さえて泣いた。コウたちは唖然としてまま、周囲を見渡す。
これは本当に自分達の世界なのか?
そう信じたくない。
そうでなかったらいい。
そう思いたい。
「お兄………ちゃん
」
━━━━━━━━━━━━でも、否定できない現実。
゙ガサガサ………゙
その時、次元虫の幼虫が次々と物品に張り付いていき、次元獣になってしまう。
大量発生した次元獣が人間たちを狙って襲いかかっていく。リンは戦おうとするが、コウに向かって放たれたビームを生身で庇う。
倒れるリンに駆け寄るコウ。背中からはジューッ、という肉が焼け焦げた匂い。
「コウ………生きるアルよ……生きて………生き………」
「リン姉ちゃん………うううっ………」
涙を堪え、リンたちは激しい轟音が響いた方へ向かう。
徐々に不安を掻き立てられるような雰囲気の中、由貴は胸騒ぎがあった。
いつも助けてくれた亮。少しドジだけど、強く、頼りがいのある亮。彼が負けるわけがない。そう思っていた。
だが、そんな思いは簡単に打ち砕かれる。
シャダムは服だけ、ラディゲと亮の屍がそこにあった。
リンは崩れ去り、顔を押さえて泣いた。コウたちは唖然としてまま、周囲を見渡す。
これは本当に自分達の世界なのか?
そう信じたくない。
そうでなかったらいい。
そう思いたい。
「お兄………ちゃん
」
━━━━━━━━━━━━でも、否定できない現実。
゙ガサガサ………゙
その時、次元虫の幼虫が次々と物品に張り付いていき、次元獣になってしまう。
大量発生した次元獣が人間たちを狙って襲いかかっていく。リンは戦おうとするが、コウに向かって放たれたビームを生身で庇う。
倒れるリンに駆け寄るコウ。背中からはジューッ、という肉が焼け焦げた匂い。
「コウ………生きるアルよ……生きて………生き………」
「リン姉ちゃん………うううっ………」