「そういうお前は、随分喋るようになったな………」
立ち上がりながらブラスターファイズは言う。前はただ破壊のためだけに動いていた戦闘マシーンのようだった。
それが人間の感情に理解を示そうとしているように、質問する姿に巧は違和感を覚えた。
「俺たちが変わったわけでもなさそうだ。どうやらお前が、人間に近づいたようだな。」
それを聞いたターンアルファはブラスターファイズに斬りかかり、後方へ飛ばす。
「ぐ………」
一撃の威力が強く、受けた後は立ち上がるのも痛みが生じるほどだった。
「我が人間ごときに?……ふざけるのも大概にしておくのだな……」


゙EXCEED CHARGE゙


「!!?」
さっきビルを倒壊させだルインスパーダ゙を再び発動させる。コード入力では発動が間に合わない。
だが、後方には黄金の槍が伸びていた。゙オーガストラッシュ゙のようで、ターンアルファに向かって振り下ろされている。
咄嗟に反応し、振り向いて斬撃がぶつかり合う。
「ウオオオォォォッッッ!!!」
「…………」
流石は帝王のベルトと呼ばれるオーガの力。ターンアルファとも渡り合っている。