同様に、ガオウライナーが雄叫びを上げる。残ったメンバーは攻撃を仕掛けるものの、対した効果はない。
キバは、光線を避けながらディエンドに駆け寄る。
「ディエンド、君の能力で、僕たちをFFRさせるんだ。」
「なる程……」
あの巨大な敵に対抗するには、FFRしかない。光線を避けながら、数枚のカードをディエンドライバーに装填する。

゙FINAL FORM RIDE AGITO、FAIZ、DEN-O、KIBA゙

「痛みは一瞬だ。」
瞬時に全員へ弾丸を撃ち込む。アギトトルネイダーにディエンドが乗り込み、キバアローを持つ。
「おい!何で俺までなってんだよ!!。割と痛ぇんだぞ!!」
余り意味はないものの、デンオウモモタロスになってしまったモモタロスは、ファイズブラスターを持つ。
《大樹君、僕たちが地上からガオウライナーを!》
「頼むよ、野上君。」
さり気なく連帯感を持った2人は、それぞれの持ち場を確認する。
ディエンドは旋回して背後に周り、正面にはファイズブラスターを構えるモモタロスが。
「行っちまえぇぇ!!」
「キバって、行くぜぇぇッッ!!」
紅の光波と矢が、巨大な大蛇を貫いた。