行きつけの美容にて
不思議なこと教えてということで
先日あった出来事
仕事に、部活に、太鼓にパチスロ、をこなしている俺は、髪を切る時間があまりなく
前回のパーマから時間が経ち
髪伸び放題で部員から気持ち悪いとの指摘を受けたので
行きつけの美容院へ
今回は少し短目にしようと思い
会員カード渡し
待合席に着席
3名ほど先客がいたので
髪型を決めるため雑誌を見てました
「土屋様~」
土屋様は呼ばれても反応がない
「土屋様~土屋様~」
土屋よ、早く行け!と心の中で思う
「土屋様いらっしゃいませんか~?」
「どうやら土屋様は待ち時間が嫌で先に帰ってしまったんだろう」
そう心の中で思った
しかし店員は
「土屋様~」
しつこいな・・・
まだ呼んでやがる
「土屋はもう帰ったんだよ」
心の中でイライラが募り始めた
しかも、こともあろうに俺の方を見ながら
「土屋様~」
と言っている( ̄□ ̄;)
俺は雑誌を見ながらもその視線に気づいた
しかし、俺は土屋じゃねー
土屋がいないからって俺を土屋にしようとしてるのか
周りのお客さんも、土屋早く行けよ
と言わんばかりに俺を見ている
しばらくすると、店員の一人が俺に近づいてきた
「お客様お名前は?」
ハ~本格的に俺を土屋だと思っている
「○○です!!」
きっぱりと言ってやった
やっと俺が土屋じゃない事が証明できた
しかし、店員はすかさず
「会員証をお見せいただいてもよろしいでしょうか?」
と問いかけてきた
「こいつ・・・本気で俺を土屋だと思ってるのか」
俺は堂々と会員カードの名前を記入している欄を見せつけた
その時、俺は信じられない光景を目にした
名前が土屋になっていた・・・・・・・・・
店員さんに間違いはなかった
俺が提示したカードはまぎれもなく土屋だった・・・
これからは土屋として生きていくことを考えた・・・
住民票を変えて、免許所も変えて、色々変更しなくちゃな ヽ((◎д◎ ))ゝ
と考えていたら
「こちらの手違いで前回の会員カード返却の際に間違って違う方のカードをお渡ししてしまったようです」
「申し訳ございませんでした」
救われた
俺は土屋じゃなくていいんだ
俺は○○なんだ
俺は○○でいいんだ
とりあえず・・・
髪切れてよかった。