自民党京都府議会議員団で京都府内の管内調査が2日間実施され、2日目は由良川の治水について全員で同一箇所の調査を行った。
まず始めに、京都府中丹西土木事務所管内を流れる由良川は,、平成16年の台風23号で死者5名、浸水家屋約1,670戸、浸水面積約2,600haに達する甚大な被害が発生し、その後の平成26年の8月豪雨では観測史上最大の2日間で335mmの降雨を観測し、全壊13棟、一部損壊等4,139棟の家屋等の被害が発生。また、床上浸水1,995戸、床下浸水2,430戸の浸水被害が発生し、福知山市街地において広範囲で浸水が発生した経過があり、平成27年から緊急治水対策が行われている。
そこで、まず、国・京都府・福知山市の連携で総合治水事業として進められている弘法川改修事業の現地調査のため、新荒賀排水域場に伺い、概要説明を聴取し新荒賀排水機場内の見学も行いました。
弘法川約16㎞で、国整備の排水機場が3施設、京都府整備の排水機場が1施設、福知山市整備の排水機場が1施設と計5つの排水機場が整備されており、それに加え京都府は河川河道拡幅のための河川改修と調節池の新設を実施。
次に、国の交付金を活用した大規模特定河川事業が行われている大谷川改修現場に伺い、事業の概要を聴取しました。
ここでは、由良川合流点から大谷川起点までの約4㎞を国の由良川築堤事業と連携した河川改修が行われており、現在は築堤、河道拡幅、河床掘削が実施されている。概ね10年に1回程度発生する降雨規模の出水を安全に流下させることを目的に整備されている。
次に、国が進める国土強靭化の取組として進められている由良川の築堤事業について、由良川築堤現場に伺い、国土交通省の方から説明を聴取した。
過去に人命被害が発生した水害だけに、急ピッチで整備が進められてはいるが相当広域で大規模な整備が必要で、時間もかかっているのが現状です。しかし、国・京都府・福知山市の3者が連携して人の命と地域を守る取組であり、整備途上ではあるが治水安全度は相当上がっており、その効果は計り知れない。
まだまだ、国土強靭化は進めていかなければなりません。責任ある積極財政で人命と国土を全力で守る取り組みを自民党は進めなければなりません。







