かなめーるの皆さま、おはようございます。月曜日、出勤前の自宅です。経済産業省の政務官となって早くも二ヶ月が経とうとしています。この間、経済産業省の様々な任務のレクチャーを省内で受け、無数の会議に出席し、まさに分刻みの生活でした。そして、これまでとは格段に、海外との接点の増えた二ヶ月でもありました。


先月10月の中旬には、終盤の上海万博に行ってまいりました。尖閣問題でガタガタしていた時期でしたが、行って見ると日本パビリオンが全てのパビリオンの中でも一二を数える人気。伝統・文化とハイテク・技術、そしてクールジャパンの織り成す展示に多くの人々が殺到していました。実は、圧倒的に多くの中国の庶民にとっては、やはり日本はあこがれの対象であるのです。


その後、名古屋で開かれた生物多様性条約会議、いわゆるCOP10に出席をし、国際交渉の現場にデビューをしました。この会議では私は交渉の当事者ではありませんでしたが(環境省が当事者)、今後、色々な交渉をするときの参考になりました。一番近いところでは、12月の上旬にメキシコで開かれる温暖化対策に関する国際会議に出席の予定です。


そして、先日土曜日には横浜で開催されたAPECの首相主催の晩餐会に出席をいたしました。私と同じテーブルにはニュージーランド大使ご夫妻や香港の駐日代表などがおられ、今後大変重要になってくる人間関係をつくることができました。とくにNZは、いままさにホットなTPP、環太平洋協定のメンバーでもあり、農業改革などについて意見交換をしました。また、幸いなことにメインテーブルにおられた、オバマ大統領、フィリピンのアキノ大統領、タイのアピシット首相、ベトナムのチェット国家主席、NZのジョン・キー首相とも言葉を交わすことができました。


こんな感じで、突然、国際社会との接点も急増。一方、国内の関係では、先週までに税制に関する財務省との折衝、23年度経済産業省予算に関する折衝という、大きな山を一つ越えました。12月の上旬までに両方を完結させます。また、今週はいわゆる「再事業仕分け」が開催され、私は今回初めて、仕分けられる役所の立場で現場に参加をする予定です。日本語に加えて、さび付いた英語も何とか駆使して、日本の景気と元気を回復するために、引き続き全力で取り組んでまります。


たじま要拝


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