ちいこの保健室にようこそ

 

学校の保健室の先生を、29年間勤めました

 

 

娘の不登校経験・自身の養護教諭経験から

 

起立性調節障害・不登校ママさんの

100%味方になろう!!

と一大決心

 

鈴木理子さん主宰の

「家族心理サポート協会」で

心理学・コーチングを学びなおしました

 

きっとあなたのお役に立ちます

 

 

私が養護教諭をしていた頃に

よく保健室に来ていた、女の子の話です

 

 

その子は、いつも暗い顔をして

保健室にやってきました

 

 

「頭が痛いので、ベッドで休んでいいですか」

そう言うと、ベッドに転がり込むようにして

横になりました

 

 

中学3年生なので、当然受験が気になります

でも彼女はほぼ毎日のように

頭痛で来室しました

 

 

保健室の謎ルールの

「ベッド休養は一日1時間まで」

では、彼女の場合ほぼ治らないので

2時間、3時間寝かせることもありました

 

 

そういう生徒の場合

もちろん保護者に連絡して

迎えに来てもらえばいいのですが

 

 

彼女が、

お母さんに連絡するのを嫌がりました

 

 

職場に連絡が行くと

あとでお母さんに怒られると言いました

 

 

彼女のお母さんは、大きな病院で

看護師をしていて

彼女が幼いころから、

夜勤もある病棟での仕事を

バリバリしていたと言います

 

 

 

そんなお母さんですから

もちろん、彼女のたび重なる頭痛には

もうとっくに手を打っていました

 

 

 

どうしても頭痛が治まらなくて

私が、早退させたいと連絡をすると

 

 

「いつもご迷惑をおかけして

たいへん申し訳ありません」と、

ていねいな、はきはきした口調で言ったあと

 

 

「でも、私の病院の小児科を受診させて

薬ももらっているので、それを飲ませれば

必要以上に休養させなくても大丈夫です

教室に帰してください」

とおっしゃられるときもありました。

 

 

 

ちょっとお母さんひどいんじゃない…?

と思いましたが、頭痛の彼女を

教室に帰すこともできず

ほぼ、丸1日

保健室で休ませていたこともあります

 

 

「看護師さんが…」

というのは、職業差別みたいで

良くないかもしれませんが

 

 

お母さんが看護師さんをしている

お子さんは、保健室の常連さんに

なりがちだなというのは

むかしから思っていました

 

 

看護師さんのおかあさんって

ご自分が若い時、

勉強もお仕事も人一倍頑張って

免許を取られて、そのあとも

職場でも家庭でも、努力の連続だと思います

 

 

私だってがんばっているんだから

頭痛くらい我慢して

授業に出なさいってこと?

 

 

 

 

 

ここまで読んで

みなさんはどう感じられましたか?

 

 

いくら看護師さんで仕事が忙しい

自分は、少々のことでは

負けないで頑張ってきたと言っても

 

 

子どもが気の毒だ・・・

 

 

養護教諭をしていた当時の私も

そう思っていました

 

 

「もっと子供のことを考えて!!」

 

 

 

 

 

でも、今は少し考えが変わりました

 

 

 

私も、子どもが小学校・中学校くらいの時

そんな働き方していたな、と

ふと思ったんです

 

 

子どもがそのくらいの時期って

ちょうど、おかあさんも仕事が面白くなり、

責任ある役職を任されて

仕事が休めなくなる頃かも・・・

 

 

実は私も、長男が中学生の時

職場の中学校の宿泊のキャンプに引率していて

ちょうど、山を下っていた時に

 

 

長男の担任から電話があって

「息子さんが他校の生徒とトラブルになってる

謝りに連れて行きたいのですがいいですか」

と連絡が来た時があったっけ

 

 

私は、すぐに帰るわけにもいかず

夫は単身赴任でいなかったので

(しかも、不仲のためその後も夫には内緒)

 

 

担任の先生に

「先生のいいように、おまかせします!」

と、お願いしてしまったことがありました

 

 

今考えたら、いくら仕事中でもひどいよね

「おまかせします」なんて!

 

 

それを聞いた長男は、どう思ったでしょうね

 

 

だから、私は看護師さんのお母さんのこと

全く責められないし

 

 

仕事が忙しい時

仕事が面白い時って

 

 

そんな経験をした方、

少なくないんじゃないかな

って思います

 

 

子どもにも、かわいそうなこと

したかもしれないけど

 

 

子どもは案外、お母さんの仕事

お母さんの大事にしているものを

 

 

わかってくれているのでは?

とも思います。

 

 

いいように、解釈しすぎかな?

 

 

 

 

 

ちなみに、毎日頭痛の中3の女の子は

担任の先生が、その子の状態を

お母さんに上手に話してくれて

 

 

お母さんも、お仕事を少しセーブして

本人の頭痛の訴えを

よく聞いてあげるようになったら

 

 

びっくりするくらい

保健室に来なくなりました

 

 

 

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