出資者モルガンは、
テスラ世界システム
何か金儲けの臭いをかいだのでしょう

巨大な資金を得たテスラ
ウォーデンクリフ
ニューヨーク州ロングアイランド)

本格的なタワーの建設を始めました


ロングアイランドに建設された
ウォーテングリフタワー

ここが世界システムの中心地となる予定地で

今で言う「IT村」
「研究者達の集う村」
のようなものを

構想していたようでした

当時の建築技術の
制限も有り

実際に建てられたタワー
高さ57mの塔の先端に
半円形の電極が乗った
キノコ型のタワーとなりました。


そこで
テスラ時問と資金を
惜しげもなくつぎこんでいきました

しかし結果はすぐには出ず
なかなか実現しないプロジェクトに

出資者たちも焦りだし
不況も手伝って
とうとうさじを投げ
「これ以上の前進は躊躇せざるを
得ないと申しあげておきます」
と、出資中止を決定し

テスラ世界システムは、
実験途中で、頓挫(とんざ)という
結末を迎えました

1905年に再び不況を迎え
一気にテスラ
借金を抱える羽目にもなりました

これ以降、テスラ
ノーベル物理学賞の候補となったりもしましたが

下り坂の運命には逆らえ無かったようで
ときたまマスコミにその名が
登場することはありましたが

1943年1月7日
ニューヨークの安ホテルのベッドで
死亡しているのをメイドに発見され
86年の生涯を終えました