エンジン系の泣き所 | Hiro's Style

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人生楽しんだ者勝ちっす!

今は色々な情報が手に入ります。

非常に便利なのですが中には❓️な内容もあるので注意も必要です。


で、NSR250Rの泣き所をいくつか挙げておきます。

①クランクセンターシール抜け
これはクランク間のシールが抜けて圧縮漏れを起こすNSR最大の弱点。

何でクランクにシールが?
4スト乗りからすればクランク室に燃料とオイルをブッ込んで潤滑しながらピストンの下降圧縮で、そのまま燃焼室に送り込むのはクレイジー爆笑

改めて、すっげーな!って思ってしまいます。

それ故に2気筒間の仕切りの役割を果たすセンターシールが無いと圧縮が漏れていく訳で…

それをラビリンスシールを使って解決したのが井上ボーリングウインク

僕は工業機械をメンテナンスしていたので随分以前からあるラビリンスシールが、こんなところで活躍しているとは思いもしませんでした。

このシール方法は工作機械の精度が飛躍的に向上した頃、丁度マシニングセンターが普及し出した頃には主軸などに多く使われていたのを覚えています。

これにも賛否両論があるのが不思議なのですが、要するにクランクベアリングの寿命に対する考え方の差ですねウインク

クランクをノーマルシールでリビルドすると井上ボーリングの2/3ぐらいの価格帯、安いところでも半額ちょいなので2回分でトントンという考え方もあります。

クランクのベアリングが何万キロも持たないというのがノーマルシールを使う所の考え方。

クランクまで簡単にバラす人にとってはセンターシールは永遠である必要は無いのかもしれませんが一般的なユーザーにはラビリンスシールがベストでしょうねウインク

但し、ラビリンスシールにしたクランクを他の内燃機屋が受けてくれるかどうかが問題。

精密に組んで初めて機能するのがラビリンスシールですからね。

井上ボーリングがラビリンスシール化されたクランクのO/Hをいくらで受けるのかも問題。

その辺りを自身で判断していく必要がありますね。

②オイルポンプシール脱落


ただ突っ込んであるだけのシールが抜けて2ストオイルがミッションに流れるだけでなく、それにより吸気側へのオイル不足を生みます。
最悪焼き付く。

DMR-JAPANから出てるの入れる予定ですチュー


僕のエンジンはミッションオイルが溢れてたので確実に抜けていると思いますチュー

③ウォーターポンプ メカニカルシール抜け
冷却水漏れ(ミッション内に入らないように排出穴があり、そこから漏れ出てきます)


僕のエンジンは冷却水が不動の引き金だったようなので確実に抜けています爆笑

④エンジンハンガーリンク(エンジンストッパーリンク)のガタ


ピボットとエンジン連結のパーツでブッシュの摩耗で駆動ショックが大きく最悪クランクケースが割れる。

これはブッシュの交換でリフレッシュ出来るのでキッチリ押さえておきたいと思います。


エンジン関係はこんなところかと。


エンジンは降ろしたらKNZ氏によりO/Hしていただけるので安心です🎵

そのKNZ氏がNSRメカニックとして戦っていた頃に読んでいたというHRC小冊子を入手。


車種ごとに毎号特集されてポイントを解説してくれている冊子でNo.10がNSR250Rでした。

しっかり読んでNSRを攻略したいと思います爆笑