ココヘッドクレーターの頂上で
とうとうココヘッドクレーターの頂上にやってきた。
ハナウマ湾、ハワイカイ方面の海の青さ、何もない空
疲れとかそういったものが一瞬吹き飛び、吸い込まれそうな気分になる。
ここは、あとで知ったのだが、「子宮回帰」と言って、
何かに迷ったときや思い悩んだときに原点に帰れる場所として力強いパワーを持つ場所なのだとか。
でもそんな難しいことまでこのときは考えていなかった。
考える余裕なんてなかった。
照りつける日差し、疲れた体、ひたすら水分補給。
そして目の前の光景を目に入れること。
このオアフという島を、思う存分心に刻み付けるのだ。
さて、しばらくすると、タグさんが元気を取り戻し
背後の小さな崖を、さらに登りはじめた!
そう簡単に登れる崖ではなく、よじ登る、という表現のほうが正しいかもしれない。
まったく元気で冒険家なタグさんだ!
しかし、ここが本当の頂上、という場所まできて、感動した。
反対側の光景は、息をのむ美しさだったのだ。
東側にまわると見える、マカプウ岬。
こちらはハナウマベイともまた異なり、なんにもない、ただただ穏やかな海岸線がつづくだけの場所。
そして本当にどちらも甲乙つけがたい。
ハナウマベイのコバルトブルーは地球にこんなところがあるのか、と感動したし
マカプウ岬は、一直線につづく海岸線の上を鳥になって飛んでみたいものだ、
とため息をつかせる光景であった。
地球の豊かさを感じる場所。
どこまでも続く海岸線をただただうっとりと眺めることができる場所。
そして自分は鳥にでもなったかのようだ。
こんなにすべての風景を見渡すことができるなんて!
ふと、タグさんが、右手に人を発見した。
「あんなところになぜ人が!!!」
恐ろしいほどの崖である。
しかし立ち入り禁止などという看板は一切なく
自分の命は自分の判断と能力で守りなさい、とでも言ったところだろうか。
彼らは向こうの海岸まで行くつもりだろうか。
行こうとしたら行けるかもしれない。
ここはそんな自由な場所。
そしてそんな自由な行動がとても似合う場所だ。
この後もオアフ島をいろいろと回って気づいたのだが、
この島は、本当にその場所その場所によって、そのたびに少しずつ違った自然の感動を見せてくれる場所。
ここは最高にいい場所だ、と思っても、
別の場所を訪れると、ああこちらもとても最高だ、となってしまい
一番なんてつけることはできない。
さてわたしたちは、一番高い場所で記念撮影をして、この場所を去ることとした。
とにかくこのココヘッドクレーターの頂上で、わたしたちは地球を感じることができた、と思う。
さて記念撮影の際には、やはり優しい旅行者たちとの交流があった。
お互いにカメラを撮りあい、なんとなく暖かい気持ちになる。
こんな自然を共有しているんだもの、人々はみな、透き通った気持ちになるに違いない。
そんな暖かい旅行者たちを撮らせてもらった。
皆汗だくだったし、疲れ果てていたはずなのに、その顔には笑顔が溢れていた。
あんなに苦労して、10段登っては休憩していたぐらいなのに
下りは呆気なく、30分もかからずに下りてしまった。
しかし、この下り、階段の段が高いため、激しく膝に負担がかかる。
下りのせいか、登りのせいか、その後わたしたちの足には筋肉痛という土産が残された。
(さらにショックなことに、タグさんは次の日に筋肉痛が現れていたのにも関わらず、
わたしの足に現れたのはその数日後であった。)
なにはともあれ、ココヘッドクレーター。
大好きな場所だ。
頂上から見た風景はきっとずっと、わたしの心に刻まれているだろう。
あの場所で見た海こそ、本当の海だ。
ココヘッドクレーター
ハナウマベイと道路を挟んだ反対側に位置する小高い山。
高さはおよそ370メートル。
麓から頂上までは階段が一直線にのびている。
これは以前に使われていたケーブルカーの線路の名残。
頂上にあった通信基地に物資を運ぶために使用されていた。
登り終えたあとに見る頂上からの景色はまさに絶景。
遠くにはダイヤモンドヘッド、向かいのハナウマベイ、麓の高級住宅地のハワイカイとマリーナ、
東側にまわるとマカプウ岬。
すべてが見渡せます。
ただし、なかなかの急斜面だったり途中には小さな谷があったりと、
それなりに大変な箇所があるので、少しだけ要注意。
そして途中に売店や自動販売機は一切ないため、絶対に!!!絶対に飲み水持参です!!
命にかかわります(笑、でも本当)
この絶景をぜひぜひいろんな方に見てもらいたいです。
オアフに行かれた際にはぜひ!おすすめの場所。








