ボルサ宮で殺されかけた男*10/2 | 酒とバラの日々

ボルサ宮で殺されかけた男*10/2

■問題の写真(写真①)

20080713_6



■犯人(写真②)

20080716_7


ポルト商業組合の建物として作られたボルサ宮。

証券取引所・法廷として使われていたのだそう。

これまでまわった中で唯一政治の匂いを感じた場所である。


ガイドはポルトガル語、英語、フランス語の3か国語。

英語のガイドの時間にあわせて、再びボルサ宮に戻ってきたのだけれど

いざガイドがはじまり後ろをついていくうちに、ふと気付いたこと。


「わたしたち、そもそも英語もわからなかったのでは!!」


フランス語やポルトガル語に比べたら英語だよねー、なんて夫婦で勝手に納得していたのだが

はじまった英語のガイド、何1つ理解できない。

フランス語やポルトガル語に比べたら、英語だよね、の認識がいつのまにか

自分たちは当たり前のように英語が理解できる、と勘違いしてしまっていた。


困りはてていると、海外旅行ではヒアリング担当のだんなサマが通訳をはじめた。

(そういえばこの人はヒアリングが得意だった!助かった!やはり夫婦とはうまくバランスがとれているものだ!)

密かに感動。

だんなサマの、少し怪しげだけれどなんとなく流暢な通訳を聞きながら先へすすむ。


問題の箇所。

階段の踊り場に到着。

ここからいよいよ建物内部の案内が本格的にはじまるのだ。

そこでガイドのポルトガル人お姉さんが「XXXXXXX、XXXXピクチャー」と言っていた、

ように思う。


だんな通訳:

 「さあいよいよガイドがはじまります!ここが有名な階段です!さあみなさんカメラを準備して!」


わたし:

 おお!!ここが有名な階段!!

 なんの変哲もない階段だけど、正直何も感動しないけど、そこまで言うなら一枚写真を撮っておこう!!


パチリ。

[写真①]を撮る。


その瞬間ポルトガル人ガイド女性が

「XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX!!!!」


写真を撮った瞬間にけたたましく怒られる。

明らかに私を怒っている。

ポルトガル語はよくわからないけれど。

「XXXXXXピクチャー!!!」

さすがにニュアンスでわかった!!

『写真を撮るなと今言ったばっかりでしょう!!!!!このアホ日本人がー!!!(←ここまで言われてません、ニュアンスですニュアンス)』


横でバカ笑いするだんなサマ。([写真②]の男)

もう信用しない、この人絶対信用しない。

そこで明らかになったこと。

これまでの彼のヒアリング、ほとんど全部ウソくさい。

明らかにウソ。

殺意がめばえるってこういう気持ちなのね、と激しく納得。


しかしその後の彼は開き直り、なおもガイド女性の通訳をはじめた。

しかしあまりにも英語のガイドがわからなすぎて、まわっていてもちっとも楽しくないので

わたしもガイドごっこをはじめてみる。

結果、30分ぐらいの見学時間は、ほぼでたらめな自分たちのガイドで終わり。

何も得ることなく後にすることになった。


帰り際、ポルトガル人ガイドのおねえさんがわたしたちに「さようなら!」と笑顔で言ってくれた。

あれ?日本語わかるの?

わたしたちのでたらめガイド、まさか全部筒抜けだったりして。

少しだけ、ひやっとしたボルサ宮。