ナザレのケーブルカー*10/1 | 酒とバラの日々

ナザレのケーブルカー*10/1

ナザレの海岸の右手にそびえていた断崖絶壁。

その上には、海岸から見た限りは想像できないのだが、のどかな町が広がっている。


「シティオ地区」というその場所には断崖絶壁の下からケーブルカーが出ており

それに乗っていくとあっという間に頂上に到着することが出来る。


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登っていくにつれ、海岸全体、町全体を見渡すことが出来る。

その景色は圧巻。

高所恐怖症のだんなサマも、ケーブルカーに乗っているとなぜか大丈夫なようで一生懸命外を眺めていた。


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ケーブルカーの頂上に到着。


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私はこのシティオ地区からの眺めが特に楽しみだったため

(しかも直前まで食事を一緒にしていたお姉さま方からもおすすめされていた)

走りだすように駅の外へと出た。


駅を出るとすぐに展望台である。

ここは海岸から見た断崖絶壁のまさに頂上にあたる。


そして展望台に出た瞬間、ひらけた景色。

それは息をのむような、横綱級の絶景であった。


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いくら写真に撮っても撮りきれない。

途中で撮ることをやめてしまった。

勿体ないから少しでも多く、この景色を自分の目に、脳に焼き付けておきたいと思った。


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だんなサマも私もそれぞれ展望台の石に座って、どれぐらいだろう?ボーっと海を、町を眺めていたように思う。

お互い何を考えていたのだろう?

私は何を考えていたかなあ。


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この景色を見ることが出来て、本当によかった。


これが大西洋か、これがポルトガルか。

ここから見た風景は私の脳裏に深く焼き付けられている。


私のカメラでは、このパノラマは写真に収め切れなかった。

あんなに高いと思っていた海の波も、上から見ると波などないかのように穏やかで

オレンジの屋根の街並みは無音で美しい。

絵のような風景。

まるで魔女の宅急便の世界のようで、この風景の中に飛び込んでいけたらなあとさえ思ってしまいました。

世の中にはこんな場所があったのだ。

息をのむ、まさに絶景であった。


ふと思った。

この地形はこの場所にこの崖があるから、おかげで鳥しか見れないような風景を私たちは見ることが出来る。

この崖の上にそびえる町にも感謝しなければならないだろう。


この場所にずっといたい衝動に駆られた。

わたしたちはそれに従い、しばらくこの場所を動かなかった。


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