エスター
を観た。
この映画はオチが全て というような映画です。この日記にはそのオチを書いています。まだ観ていない人は、絶対にこの日記を見ないでください。
かつて3人目の子供を流産したケイト・コールマンとその夫のジョン。彼らはその苦しみを癒すため、孤児院からエスターという9歳の少女を養子として引き取る。少々変わってはいるが年齢の割にしっかり者であり、すぐに手話を覚えて難聴を患う義妹のマックスとも仲良くなるエスター。だが、やがて彼女は恐ろしい本性を見せ始める。-wiki引用あらすじ
本作品はホラー映画としては少し残念である。
その理由は、後ろを振り向いたらそこにいて「うわぁっ!」ってやつを多用しているからだ。
これは「怖い」とは違う、驚いただけだ。何度もこれをやられると疲れてしまい、興も冷めがちである。
この映画は序盤、中盤にエスターの異常性を観客に教えてくれる。
そしてその異常性に気づく妻と、その妻の言葉には耳を貸さない鈍感な夫というありがちな構図が成り立つ。
こういうやり方をすると、いわゆる「オチ」が必要になってくる。
この映画はそのオチが非常に新鮮で驚かされた。
ネタバレ注意!!!
そのオチとは、エスターは実は子供でなく33歳の大人の女性で、ホルモンの異常で体が子供のまま成長しない病気だという。 彼女の頭の良さにも納得がいく。
色々な家を転々としては、そこの主人に言い寄り、相手にされなかったら一家を惨殺するという真正の困ったチャン。
ではあるが、病気のせいで今まで人並みの恋愛をできないことから、このような人間性になってしまったのかもと考えると少し気の毒ではある。
最終的には子供たちを守るために母親が奮起し、見事エスターを退治(殺す)ことに成功。
エスターが実は大人だったというオチは、全く想像してなく、純粋に驚かされた。
それに、このオチにしなければ 最終的にエスターを殺すという結末にはできないだろうから、製作側にも良い設定なのではなかろうか。
エスター役の子の、今後の仕事に「エスター」が付きまとわないことを祈る。