やる気あんのか!
なんでやらないんだ!
と、良く最近耳にします。
ほとんどのケースが、目上の方々が歳下の人たちに言っているのを目にします。
僕は横目でそういう光景を見ながら、あぁ〜、と思います。
なぜなら、それでは人が動かないからです。
宮崎の一つ葉、素敵。
人を動かそうとして、人が実際に動いてこそ初めてマネジメントと言いますが、人が動かない理由にはいくつか理由があると思います。
一つは、ただ単純に求心力がないから人が人のために動かないと言うことです。
もう一つは、現状に満足しないからと言うことです。
動きたくなる人は、動きたい動機があるから動きます。
動かない人は、動きたくなくなる要因があるから動かなくなります。
宮崎でトライアスロンW杯開催!これから4年間開催します。
やるか、やらないかの2択しかない、と僕は思っています。
やりたくてもやらないのは、実際やっていないし、やりたくなくてもやっているのは、実際にやっています。
と、すごくシンプルに考えればシンプルなんですけど、実際にはそうは上手く行っていないように思います。
なぜかと言うと、やる気と言うか、動きたくなるための動機や欲求に、人それぞれに段階があり、その段階が違う人たちが集団に一色単に紛れているからです。
マズローの欲求5段階説という考え方があります。
ピラミッドの一番下には、人が動物として持っている生理的欲求があります。食べたい・寝たい等の欲求です。
いたって物欲世界の話で、欲求レベルとしては低いです。
綺麗なゴール付近。最高の景色だ。
次にモノに満足すると、安全欲求に入ってきます。安心が欲しい、失ったモノを失いたくない、危ないモノに危機管理を始め敏感になってくる。物欲世界には変わりないですが、少しだけ欲求レベルは動物レベルから上がります。
次のがまぁ厄介な社会的欲求です。
いわゆる帰属意識です。集団に関わりたい、仲間が欲しい。これは群れる物欲主義者集団の話です。仲間を増やしたり、同じような境遇や心のおける集団に入って行きコロニーを作っていくのは組織としては悪いことではありません。
ただし、厄介なのは、この欲求が満たされない場合です。孤独感や差別感を感じて不安の気持ちが生まれやすくなります。まだここまでは物欲的なレベルなので、目に見える形での欲求を満たすことでしか満足出来ません。
宮崎県庁のスポーツ観光局も大変でした。お疲れさまです。
4段階目からが精神世界に入って行きます。
尊厳欲求です。これも手ごわいです。
人に認められたい・認めさせたい・尊敬を得たいと思い始めます。
自分が納得するかどうかが基準なので、エゴの塊状態、もしくは周りの評価やランクと全く異次元のレベルで過信している場合は、とっても手におえません。特にスポーツの世界のように、仮想社会に近い組織だと、自己出世をしてみたり、アピール合戦の様相があったりします。ピラミッドの中でここが膨らむ状態になるととても大変。5段階目に向かうためには誰もが通りますが、組織の中でこの尊厳欲求者がだぶついて増殖し、要職にたくさんいたりすると、なかなか難しいい事になるでしょう。
5段階目の自己実現欲求に入ると、自分の能力をいかに発揮して成果を出すかというクリエイティブマインドになり、自分のスタイルでものごとを捉えて行き、全体の大きな利益をなりうる人財になってきます。
もう一つ、さらにこの先にあるのが、自己超越レベル。エゴもなし、貢献することがベースになり超えた存在になってきます。
神話の源流へ。宮崎!
と、この欲求レベルでそれぞれに違う人たちがいるのでそうシンプルには行きません。
では、3段階目までの、機会や物品のようないわゆる人参で心が揺れ動く人たちはされおいて、4段階目や5段階目の全体に有益な人財たちがどうしてやる気を無くしてしまうのでしょう。
僕は、このやる気・動機のモチベーションと言われるものは、自分で自分の中から生むものだと思っています。
そして、反対にモチベーションを下げるのは、自分でもなく、自分のやりたいコトでもなく、周りのヒトだと思っています。
だから周りに自分のモチベーションを下げるようなヒトは出来るだけ置かないことが大切なことになってきます。
マズローさんも言及していますが、他人からの尊敬や評価、富とか権利で心が満足することができるのは低いレベルでの欲求だとしています。
自分の中に基準を持って、自分で自分の努力度合いを認識することが出来るヒトが、自分自信でどんどんブレずにモチベーションを高く持てるヒトです。
ハッピーハロウィン。バッファローマン!
例えば、”速く走る”ということで評価するとしましょう。
安心してください、全人類は、ウサイン・ボルトよりもみんな遅いです。誰々が誰々より速かったとして順位をつけます。でもこれは他人の評価であって、順位が上じゃないからと言ってダメではないです。自分の中で前より速くなったとか、前よりも一生懸命に取り組めた、走る過程で少し克服したとか、そういうものがあればそれは元々速い他人よりも高い評価になります。
幼少期の過ごし方で精神世界に届くか届かないか決まる、とかいう事も言われていますが、大人になったらタイムスリップするわけにも行かないので、能力や適性が高い人財はポジティブに自分の信じるモチベーションを信じて、その周りで支える人たちはその人財のモチベーションを下げないように他人の評価を押し付けないことが大事だと思います。
謎のマスクマンによる思考法のレクチャーあり。
豊かに良い環境で競技することが大事です。
幸福度を高くすることです。
日本って、世界の中で幸福度ランキングで、なんと53位なんです。。。。
上位はヨーロッパ圏の国々です。下位に行くほど、社会主義国や閉鎖的な国柄が特色に出てきます。締め付けの多い国が下位です。ヨーロッパは歴史的にも交流がありお互い受け入れながら国が出来てきました。日本だけは国が出来た時から今日まで唯一変わらず日本のままです。せっかく特殊な国に生まれたので、なんとか世界幸福度ランキングで1位になってみたいものです。
モチベーションって多く作れた人が、友だちに分けてあげれたら良いのにな、って思うこのごろです。
T🐘