これは、ステロイドによりアトピー難治化した頃の写真です。

 

ステロイドは、短期的に使用する分には問題ないと私も考えます。

例えば咳喘息と呼ばれる、風邪を引いたあと咳症状のみ残っている場合を経験された方も多いかと思います。

これは、気道の過敏性と炎症の残存であり、短期の吸入ステロイドにより症状が改善します。

例えるなら火がくすぶっているので、火事になる前に消火するというイメージです。

 

アトピーの根源が微小循環障害と捉える、東洋医学的見地からするとアトピーにステロイドは、真逆の治療です。

ステロイドの作用にプロスタグランジンの合成阻害があります。

簡単に言えば、血流を悪くする方向の作用です。

当然、ステロイドにより一時的に炎症が治まっても、難治化していきます。

アトピー患者の特徴に冷え性の方が多いのも、そのせいと私は考えます。

実際、アトピーで重症の方の手を握ると冷えてます。

 

身体をどの様に温めていくか、漢方以外にも様々な方法あり書いていきたいと思っています。

アトピーで苦しんでいられる方に少しづつ私の経験と知識を共有できればと考えております。