昨日は免疫と病気の関係について少し書かせて頂きました。
以前も書きましたが、ストレス下では末梢循環は抑制されます。
とても緊張すると手足が冷たくなるのは誰しも経験あることかと思います。
アトピーの本質が皮膚のバリアー障害であり、その原因としてとりわけ成人難治例では微小循環障害がベースにあると考えます。
何より私が、まさにそうでした。
受験で悪化し、ステロイドで難治化という非常のアトピー難治化の王道をいくものでした。
これは消化管のストレス潰瘍にも当てはまるのは、とても分かり易いかと思います。
では、癌とストレスの関係について。
癌の発生は様々な因子によるものであり、単一で説明する民間療法は危ういと考えるべきです。
しかし、癌の抑制に免疫と深く関わりあると共に、発生にも深く関与していると私は考えます。
昨日、書かせて頂いた交感神経優位(身体が戦闘状態)=好中球優位という状態は、身体に利益と不利益をもたらすものです。
好中球の免疫機能での働きは、敵の顔を見ずに攻撃する=非特異的免疫応答です。
これにはフリーラジカルを発生させるという手段もあります。
フリーラジカルは、まさしくマシンガンの様に生物に作用します。
これは、敵だけでなく自身の身体へも長期間晒される遺伝子変異をきたす可能性があると考えます。
いま思うと、ストレスの身体の反応がアトピーという病気でよかったと考えてます。
多分、あの頃の食事習慣、心のありよう等を変えていなかったら、きっと命にかかわる病気になってたと考えてます。
次回はステロイドによる難治化機序を書いてみようかと思います。
長く取り留めない文章ですが、写真は自宅近く秋谷海岸の夕焼けです。
