アトピー性皮膚炎の治療は、小児例に関しては成人難治例とまた異なる病態とも考えております。

ここでは、成人例に関して述べさせて下さい。

 

私自身が、アトピーに苦しめられた経緯からプレアトピー時代、ポストアトピー時代と折につけ、様々なアトピー治療の本や、ネットでの情報は見聞きしております。

 

恐らく様々な根治療法に共通するのは、皮膚再生にてバリヤー機能の正常化であろうという感想を持っております。

私自身は漢方にて治癒させたのですが、その治癒過程はかなり大変でした。

「おけつ」という病態を、分かり易い言葉で説明するなら微小循環障害でしょうか。

私を治療してくれた恩師がそう語っておりました。

実際、恩師は微小循環障害を視覚化する機器を作成しておりました。

その値段は、小さめのワンルームマンション買える程のお値段でした。

その当時は既に保険診療でなく、自費診療に切り替えておられたので成立したのかもしれません。

また治るまでの期間は、ステロイドの使用期間に依存するようです。

私自身は約3年の使用で、治癒に1年弱かかりました。

 

話はそれましたが、治る過程での皮膚再生に伴うターンオーバーは凄まじく、痒みと滲出物でまともに寝れない期間が何か月も続いたのを覚えています。

 

恩師は残念ながら2015年に他界され、その時もアトピーに関して何か発信しなければ考えていましたが、多忙を理由に時間が過ぎてしまいました。

写真は皮膚の再生が起こり始めた頃の写真です。