団地のお盆ミステリー
うちの団地は、今から五十年ほど前に開発され一斉に売り出された約400世帯の街でしてね。当時は私たちも含めて、同世代の夫婦が一気に入ってきたもんです。だから、子供たちの年齢もだいたい同じ。そうなると、お盆の時期の団地というのが、時代によってコロコロと表情を変えるのが面白いところでして・・・。【第一期:帰省期】子供たちがまだ小さい頃。お盆になると、みんな実家へ帰省しますから、あれだけ子供の歓声で賑やかだった団地が、急に「シーン……」。まるでゴーストタウンのようになりましてね。「あぁ、お盆だなあ」と感じたもんです。【第二期:旅行期】子供たちが中高生くらいになると、今度は家族旅行です。これまたお盆になると「シーン……」。車も減って、セミの声だけが虚しく響いておりました。【第三期:逆転期】子供たちが独立して家を出ますとね、今度は逆に、成長した子供たちが孫を連れて帰ってくるわけです!お盆になると、どこからともなく「じーじー!」「ばーばー!」と黄色い声が響き渡り、駐車場や道は車でパンパン。あの静かだった団地が、一番賑やかになるんですから不思議なもんで・・・。昔は「実家に帰る場所」だったこの団地が、いつの間にか「帰ってくる場所」に。子供の成長に合わせて、静けさと賑やかさがグルグルと巡る。「お盆の周期」なんて言いますかね……。ま、孫たちが暴れ回ったあと、嵐が去ったように静まり返ったリビングで、ぐったりしながら思ったものです。お盆の最後に燃やすのは『送り火』だが……じーじの体力が尽きて燃え尽きるのも、これまた『送り火』かも・・・なんてね😀今日もクスッと笑って、元気に一日を乗り切りましょう!ブログ記事一覧:こちら