授業で習わなかったかもしれない、ロシアの歴史
こんばんは。なーしゃです。
今日のブログは「ロシア革命」と「ロシア内戦」について書きます。
これを書かずして『太陽に灼かれて』ブログは進みませんよ!
物語が始まる19年前の1917年。
世界は「いつ終わるんだ!?」の第一次世界大戦の真っ最中―
ロシア帝国で革命が勃発しました。
その直後に内戦がおきました。
当時はミーチャが10代後半で、コトフが30代前半。
物語では両名とも「内戦で戦った」という描写があります。
ロシア革命のざっくりとした内容は、「皇帝の専制政治が民衆に倒される」です。
もちろん、ある日突然倒されるのではなく、何年にもわたる血ナマグサイ事件があってからなんですけどね。
専制を倒したといっても、二重権力状態でした。
歴史上、二重権力って別に珍しいことじゃないんですよ。
日本にだって朝廷と幕府がありましたし。南北朝政権だってそうです。アメリカの南北戦争時も政府は2つありました。
―でも、時代が許さなかったんでしょう。
内戦は革命があったその年から始まりした。
皇帝軍(白軍)と、新政府の軍(赤軍)は相手を打倒するために戦うことになります。
戊辰戦争みたいですね。
数年に及ぶ戦いを制したのは、レーニンとトロツキー、そしてスターリンらが率いた赤軍でした。
日本やフランスは白軍を支援したのですが、ダメでした。(「シベリア出兵」というやつです。日本史的にはまさに黒歴史です。)
そんなこんなで、ロシア帝国はソビエト連邦になり、人類史上初の社会主義国家が誕生するのです。
ナージャ以外の登場人物全員の人生に影響を与えた、革命&内戦だったことでしょう。
詳しく知りたい方は、ネット上にたくさん資料があるので調べてみてください。
まさに「教科書では教えてくれない」歴史的事実です。