2泊目の宿泊先、
TILITILIというバンドの菅野さん実家へ、
宿泊させていただきました。
本当に、ありがとうございました。
写真は、家の庭からの景色。
やわらかい空と海。

今回は、陸前高田から、大槌へ。

前回書いたように、
海は、本当に綺麗で。
きらいに、なってほしくない。
特に子供たちに、海をキライになってほしくない。

そんな話を、この夜に菅野さん含め、みんなでしていて、
おれは眠る前、子供たちに向けての、
海の事を書いた詩を、たくさん書いた。

いつかなにかしらで、発表できたらいいなあ。
絵本や詩集、作りたい。

さあ、今回は、
前回の写真たちより、
さらにポジティブな写真たちをのせたいと思います!

最初は、陸前高田の博物館前。

おや??






地面におちているのは、、





原型は、なんだったのかわからなかったけれど、
たしかに、ハートが。
まるで空を見つめるように、こんにちは。

キレイな赤い色をしていた。
そうだ、まだぼくらは生きている。





市役所は、4階の床上浸水。





メンバーや陸前高田チームみんなで、
手を合わせてきました。






体育館。

体育館の中にも、たくさんの花が。
車が何台もひっくり返ったままになっていたり、
本当に、信じられない景色が、体育館にはあって。

涙をこらえられなかった。
体育館から、海側を見るとこんな景色だった。







去年の夏は、夜にここを通ったから、
月明りでしか、感じれなかった陸前高田は、
1年経って、昼間にきても、
あの夏の夜と、くやしいけれど、変わらない空気があった。
でもきっと、これからだ。そう信じる。


一本松は、やはり枯れてしまい、
もうすぐ切り落としてしまうらしい。






それでも。





花は。






咲いていた。
一本松より、ずっとちいさいけれど、
海水をたくさんふくんだであろう、その地面から、
かわいいかわいい太陽色した花が、
確かに咲いていたよ。

そしてきれいなムラサキ色の花も。





海沿いでも、営業を再開した工場の、
力強い灯り。
人間の花。







札幌ナンバーの車も、たくさん走った!
おつかれさま。





陸前高田に、
またハート発見。






空に向かってピースしているようだった。





船は海に恋してた。






海は、ずいぶん水面が上昇し、
埠頭のコンクリート部分が、浜辺みたいになっていた。

それでも写真のように、
海は海だった。
きれいで息をするのも忘れそうなくらいだった。







そして太陽。







雨上がりの太陽は、やっぱりすごかったなー。
ぜーんぶを優しく抱きしめているようで、
かっこよかったです。

そして太陽族は、
お世話になった菅野さんたちに、
感謝の気持ちをいっぱい抱き締め、
大槌へ。





大槌の「おらが大槌 復興食堂」へ!
さすが食堂。飯うまし!





もつ煮込み?なまらうまかった!

食べてばかりではなく、ライブ準備しなきゃ。





あれ?

このシルエットは、、
そら坊がドラムで、まるがギター弾いてました。
何か、手をつなごうやってたけれど、、なんかでした。笑

外には、やはり建物が流された景色が広がっていたのですが、
この日は、
何と、、

大槌で初めてロックンロールが!
パンクロックが!
鳴り響いた日なんです。




3月19日が、記念日になった。

対バンしてくれた、プリズナー11のみなさんも、
震災後、初のライブだったみたいで、
ライブ前から感情があふれていました。

それにしても素敵なバンドでした。
ぼくらより年齢は上で、
みんな結婚していたのかなあ、
お子さんもたくさんの会場の空気。

太陽族ライブの時は、
いっしょになって、大騒ぎでした。

この日のライブは、
心に決めていたことがあって。

「思い切り前向きな気持ちを、さらけだす!」

心にあった「負けたくねえ。」だとか、
「ここからやっていくしかねえべや!」
とか、
「がんばってる!がんばろう!」
とか、
「生きている!」
とか、、

もう、地元の人に、

「お前が何わかってるんだ?」

と、いわれても、かまわない。
確かに、おれの心にもある、
「前をにらんだような気持ち」を、
おもいきりストレートに、170キロくらいの剛速球で、
投げてやろうじゃないか!

という決意のもと、
地元バンドさんの「プリズナー11」さんの後に、
ライブをやらせていただきました。

その結果、、






こんなにあたたかい空気。

みんな本当にありがとう。
音楽は、、やっぱりやさしかった。

心こめて歌う事、
届け―って思って歌う事、
とっても素敵な事だなって、改めて想った。

心の傷を、ゆっくり抱き締めれたら、いいな。
夜の月のように、となりにいれたらいいな。


この日の夜は、、

「あじと」
と呼ばれる、まさに「アジト」に宿泊。
お世話になった「つとむさん」の家、だった場所なのかな?
お世話になりました!

ついたら、30人くらいの関係者たちが、
お出迎え!
ひやー!すごい人数!

こりゃ大宴会だ!
でも、わたくし、6日連続ライブの最終日。
盛岡をひかえてて、、お酒は我慢。

でも、夜おそくまで、
いろんな話をきいたり、きいてもらったりしました。
楽しかった。
とっても暖かい空気。

人間って、自分の事でいっぱいになる時も、
どうしてもあるけれど、
こうやって、「つながる暖かさ。」
忘れたくないなあと想った。

人間は鏡みたいなところがあると思っている。

まずは自分からだ。
人に愛される事ばかり思ってたって、
なかなか愛されないのではないだろうか。

まずは自分から寄り添ってみないとなと想った。

この日は、完全に、、

グイグイ大槌のみなさんが寄り添ってくれて!

一瞬で両想いですよ。

名前を書いたらきりがないけれど、、
いちばん最初に、

「3月19日、太陽族は大槌でライブが決まりました。」

と、電話があった「げんちゃん」
そのとなりにいたという、「きみおさん」
電話を代わって、涙しながら、
「大槌にきてくれてありがとう、、ありがとう、、」
と、何度も伝えてくれた。

あの電話から、この夜の空気は、
きっと、まちがいないものになるだろうなと思っていた。

太陽族のみんなも、
4人のみでの移動、ライブ。
がんばったなー。おつかれさま!

でも、どんなにつかれても、
それに勝るしあわせがたくさんあった。

大槌ライブにきてくれて、
音響設備揃えてくれて、(可児さんたちありがとう!)
食事も、笑顔も、力強さも、
かくさない涙も、すこしばかりの弱音も、
スイッチ切り替わっていた前向きな感情も。

全部ありがとう。
大好きです。

次は、6月30日に!

大槌でライブ決定。
楽しみにしててね!




鶴瓶の家族に乾杯時の、
高橋尚子さんのサインに、
なんまらテンションあがってたのは、、秘密で。笑


さあ、次の町は盛岡。
またゆっくり書くよー!

読んでくれてありがとうね!


花男★



3月が好きになるきっかけになった1日でした。

大槌。大好きだ。
大好きだー!