7月。ぼくらは福島県の福島第四小学校に、
ライブをしにいきました。

そこには、ちびっこたちの、
はじけるような声、笑顔、空気。
まるで真夏のソーダ水のような、
透明で気持ちよい空気。

でも、グラウンドでは遊べない、
遠足も中止、子供たちも、先生、両親たちも、
もどかしい気持ちだっただろうと思う。

沿岸から非難してきた方や、
家を奪われた子も転校してきたと聴きました。

放射線、目には見えない悔しい恐い存在。


でも、
負けてたまるかよ!

ぼくらはぼくらの、やれることを。
というか、やれよ自分!と、
けつひっぱたいたような気持ちで、
福島までの移動中、空ばっか見てた。

どこかで不安があったのだと思う。

6月には、宮古から陸前高田まで、
沿岸地域を見てきた。

以前お世話になった大船渡、
旅館も市場も、番屋も海からかなり離れているのに、
津波で流れてなにもなかった。


自分なんかが、歌いにいっていいのか、
音楽が、受け入れられるのか、
不安もあった。

しかし、市場では3ヶ月たって、
海産物の通販が再開していた。
友人が、復興食堂をたちあげて戦っていた。
盛岡では、いしがきミュージックフェス決行。
奥州市では、中止になった奥州ロックフェスと同じ日に、
営業していないキャバレーに電気を通し、ライブをやった。
宿泊させていただいた友人の家の、
石でできた塀は、すべてたおれていた、が、
笑い声が絶えなかった。
星空がきれいだった。
風は、やわらかかった。

いつだって、そのそばで、
音楽が、心に鳴っていた。


なんか福島に近づくたび、
心がすっきりして、
ぼくらはすこしはやく着いた福島の町で、
何を話していたか忘れたが、笑ってた。

そして、小学校に着き、
ライブハウス福島アウトラインの阿部さんに会った瞬間、
お互い涙をすこし流す。


あとは、この映像の中に。




太陽族 「YOU」福島でのドキュメントライブ映像、
ぜひ、ご覧ください。
映像編集は、小林さん。



実は、今度映画「くそガキの告白」という作品の、
エンディングテーマに、
使用していただけることになった。

その映画の事は、また今度、詳しく書かせてください。
うれしいな。

その映画のスタッフの方で、
いっしょに福島にいきたいといってくださり、
映像まで、編集してくれました。
感謝です。

★★★

そして、福島中央テレビでは、
この日の映像を、こちらで放送決定しました!

放送局: 福島中央テレビ
放送日・時間:7月30日(土)深夜24:50~
番組名:二畳半レコード

★★★



インタビューなども流れると思うので、
ぜひご覧ください、、というか、おれ見れないから、
だれか録画して、今度ほしい!


シャボン玉は、大阪の「子宝産業」さまが、
全生徒分、プレゼントしてくれた。ありがとうございました!

学校側の許可もいただきました。
福島第四小学校のみなさん、ありがとうございました。

そして、なによりこの機会で、
太陽族に連絡をくれたアウトラインの阿部さん。
ありがとうございました!


太陽族 「YOU」福島でのライブ映像★
http://www.youtube.com/watch?v=GfLAmp8xXYo


この映像を通し、福島の小学生の元気な笑顔と、
負けていない人たちの空気、
そして、音楽は無力なんかではないと、
発信したい。
大声で、微力だ!ざまーみろ!と。

町も、国も、動かせねえかも知れないけれど、
となりの人の心は、動かせるんだって信じて歌いました。

大切に歌います。

福島にも、またライブいくからな!


花男★