真夜中の雨。

この雨にぬれた街のにおいや、

窓から入ってくるひんやりした空気や、

少し寂しさを連れて来ちゃったこの真夜中の雨、

自分以外すべての人が眠っているかのように思えちゃうこんな夜。

この街の景色もこの心の中の感情も、

少しずつ色を変えて、

もうすぐ朝がやって来るなんて信じられないね。


こんな真夜中に、

一人ぼっちで突然降ってきた雨だから、

とても寂しそうに感じる。

ちょっと雨と話してくる。

ここにいるよーって。

一人じゃないよーって。


EGO-WRAPPIN’を見に行った。

THE NEAT BEATSを見に行った。

共に世界を振るわせる素晴らしいステージだった。

素敵な出会いもあった。

こんな人がいるんだなと信じられないくらい嬉しい出会いだった。

EGO-WRAPIN’のライブに招待してくれたあやちゃん。

本当にありがとう。

そしてライブ後にキーボードのエマーソン北村さんがフロアにいて。

オレ、大好きなんだ。

本当に幸せそうに鍵盤を弾く北村さん。

握手してくださいって言えるチャンスを狙って、

もう憧れのまなざしでずっと見つめてしまい、

(きっと目はハートになっていた。)

そしてチャンスがやってきた瞬間。

ふるえながら握手を求めに行ってるところを、

まるで好きな人に告白するようなオレを、

ひやかすかのように少し笑って見守ってくれた、

一緒にライブを過ごした友達。

ちくしょう、あなたたちがいなかったら、

あの夜は来なかったんだよな。

ありがとう。

握手したあとに、フロアの床にあぐらかいて座ってる三人の友達の、

あの輪の中に「やべーやべー、、手洗えねーよ、、」っつって戻る時の、

あんなに嬉しくて安心しちゃう気持ち、

本当に嬉しかった。

初めて会った人もいたのに、

なんかもう、何年も一緒に過ごしたクラスメイトのような感じ。

また会いたいな。

卒業式なんかやって来ないんだ。


昨日の夜はTHE NEAT BEATS見に行って。

そしておもいきし音楽にぶん殴られて、

ふらっふらになったオレに会ってくれた奥山映画監督43歳。

そして途中参加のあさむ選手。

奥山さんとの熱すぎてうざいくらいの会話中。

さすがにあの場面で参加は、

今日のワールドカップのアルゼンチンの、

途中交代で出てきたキーパーよりきつかっただろうか、、

しかし一気に中心選手に。

ゴメンヨと、あんたスゲーヨとを言いたい。

そしてオレたちは、

恋人と二人きりのBARでのひとコマの妄想など、

どうしょうもない話を真剣に話し合った夜を過ごし、

なんだかワールドカップを優勝したかのような達成感を胸に、

朝方本当にふらふらになって帰ってきた。

手に持っていたのはワールドカップではなく、

発泡酒の缶だったが。

とにかく楽しかったんだ。


今夜の雨は、

少し寂しかったけど、

もう大丈夫。


だって、今テレビつけてたんだけど、

テニス、よくわからないんだけれど、

ヒンギスに杉山が勝った。

10年ぶりだって。

すげーや。


あ、雨上がってら。

でもちょこっと散歩してくる。

ここ読んでくれてるみんなの朝が、

どうか優しい朝でありますように。

行ってくんね。


花男★



BGM★W杯 イタリア対ウクライナ ラジオ放送


この小さなスピーカーの向こう側にドイツがある。