坂の上の図書館

 

【坂の上の図書館】
著者:池田ゆみる
出版社:さえら書房
ISBN:9784378015514

発売日:2016年7月6日

 
【作品紹介】

小学五年生の春菜が暮らすことになったのは、自立支援センター「あけぼの住宅」。ここでは、住む家のない母親と子どもが少しのあいだ暮らせる。あけぼの住宅のとなりには市民図書館があり、春菜は、生まれてはじめて図書館に入った。友人や司書、本との出会いが、春菜を少しずつ変えていく…
(ブクログ/作品紹介・あらすじから引用)




【感想】 

自分の気持ちを表現するのが苦手な女の子が図書館と友達に出会って、少しずつ成長する姿が印象的でした。母子家庭で経済的にも厳しい親子は、自立支援センターにお世話になります。そこに行く途中に市民センターの中に図書館があり、春奈はずっと気になるんです。恥ずかしがりやで自分の気持ちを表現するのが一番苦手な彼女は、小学5年生ですが…学力がそこまで高くありませんでした。図書館へ訪れて、初めに触れたのが読み聞かせだったので、そこから一気に本に興味を持ちます。
友達のマコトちゃんが凄く私の中で印象に残る子でした。教師を目指している明るくて、いつでも前向きな子。女子特有なのか、いきなりマコトがクラスの女子に無視され始めます。春奈も心配で声かけようとしますが、を巻き込みたくなくて遠ざけるマコトなんですけど…やっぱり心細かったと思います。心はつらかったけども春奈がいてくれたら、大丈夫だったと伝える場面が涙が出そうになりました。最後には転校しちゃうんだけど、一生の友達でいてほしいなぁ。他にも色々な素敵な場面があるので、学生さんにも読んでみてほしいです!

 

 


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