整骨院と整形外科の違いもわからず整骨院勤務が始まりました。

柔道整復師という資格があるのも初めて知りました。



はじめは、鍼灸師になりたいと思ってました。

これはたぶん、北方謙三さんの「三國志」の華陀というお医者さんが鍼を使っていたからでしょうか?



その頃は、北方謙三さんの「三國志」や「水滸伝」にハマってました。



社長や院長先生には、不器用だからやめろと言われました。よく院内の物を破壊していましたから、もっともな話です。



不器用でコミュニケーション能力も低かったため、はじめの1年半は毎日怒鳴られ蹴られの毎日でした。



若い美容師の女性の方に



「トイレとかどうしてるんですか?」



と聞いたりとかしてました。

いきなり下ネタです。



院長先生には、



「他に話すことがたくさんあるのに何でトイレの話なんだ❗」



と叱られました。もっともな話です。



女性と話すことを増やさなければいけないなと感じました。





「自分は不器用なので、初めてやることはなかなか上達しない。今回はできなくても投げ出さずにいこう。」

と決めていました。



当時を知る方からは、「よく耐えたね。」と言われますが全く耐えていたという意識はありませんでした。



叱ることって、疲れます。

根気よく1年半指導してくださった院長には感謝しかありません。

私の大事な恩師の方の1人です。



怒鳴り声の中、治療を受ける患者様方には申し訳ないという言葉しかありません。



施術も全く上達しませんでした。

筋肉の位置がわからないのです。

触ってもどこが中殿筋(お尻の筋肉)かさっぱりわからない。



整骨院では、もちろん患者さんの体に触らせてもらえないので、リラクゼーションサロンで働き始めました。

施術の仕方を学びながら、女の子と話をしながら、お金も入る。



当時はちょうどクイックマッサージなどもが出てきた頃でした。

施術の仕方を教えていただき、これが基本になりました。



それまでは、施術の始めに軽い刺激で押したりさすったりしますよね。

そんなこともわかりませんでした。

マッサージなど受けたことありませんでしたので。



腰は、手術後でできない動きがありましたが、肩こりとかはなかったからです。

国家資格を取ってデスクワークをするようになって初めて、「これが肩こりか」と知りました。



お店もまだ少なかったので、お客様がたくさんきました。

申し訳ない気分でいっぱいです。



結局、ある程度自分の思うように施術ができるようになるのに、なんと6年くらいかかりました。

成長遅いですね。



その間に柔道整復の専門学校に行き、国家試験に合格し柔道整復師になりました。





この当時からのお客様が何人かいらっしゃいます。また私が初回に担当した方もたま~にいらっしゃいます。



「練習台にさせていただいたお礼」

「ひどい施術をしてしまったお詫び」



を込めて、修行時代の

江東区南砂の太陽整骨院

千葉県船橋市のリラックスサロンfu

船橋face店

に現在施術に行ってます。





その後、プライベートや仕事(保険請求等デスクワーク)のストレスによりアトピーになったりしながらも、太陽整骨院で8年、リラックスサロンfu 船橋face店では、3年半、働かせていただきました。





今の屋号の「太陽堂」は、「手当てでおくる真心ケア」というキャッチコピーに感じ入り、私の原点としていただきました。



自己紹介④に続く