この研究分野は注目するに値する。


実に興味深い。

着るものの素材にこだわるのも、常に使うカップの飲み口にこだわるのも、全てここに書かれている結論に帰着する。

あるいは、断食、お籠もりしての瞑想修行など、日常の全てから一旦切り離されて過ごす方が『リセット力』が高くなる理由でもある。

いずれにせよ、“個人”という英単語individual は

『 in-divide = 分けることができない』

からきている。

脳だけが意識や意思、心を司っているのではなく。この身体全体で一つの”個人”として機能し、完成していることを深く理解するべきだと思う。

 *

整體では、触れるか触れないかぐらいの操法も多用する。

それが可能なのは、こういった皮膚や上皮からの刺激がとても有効であることの証明でもある。

この皮膚へのアプローチとしては、温度、振動、触覚、電気……。
まだまだ未開発な分野でもある。