太陽庵には、熱中症対策マニュアルがある。
ここ四、五年ほど、月に二回(津、伊勢)の親子整体セミナーで、毎年教えてきた。内容は、(今年は)環境省HPからダウンロードできる対策マニュアルを軸にしているが、そこに海外の論文まで引っ張ってきて足りない部分や注意点を付け足し少しずつアップデートしてきた自信作である。

しかし、中々、その威力(指導した後の評判)を聞くことがなかった。幸いにも、熱中症になる人が受講者の中からは出なかったのだ。

それが今日、お一人の方から実用報告された。

学校の行事の稲刈りに行っていた成人女性が、本日見事に(?)熱中症になった。

マニュアルでは、「水風呂に入れ」と指示してあるのだが、その人はそれに従った。彼女曰く、

「みるみる正気が戻ってきて、皮膚という皮膚から水が染み込んでくる感じ。全身で水を飲んでる感じだった」

『皮膚から凄い勢いで水を吸収する感じ』

というのは兼ねてから伝えていたことだが、受講者は笑って聴いているのが常だった。セミナー中のクスグリポイントだと思われてたんだろう。

しかし、私は10年以上、室温50℃を超える厨房で働いてきた経験から導き出した感覚なので、リアルそのものであった。

そして、対策マニュアルの通りに、体温を下げ、塩分、水分と補給し、数時間で正常化したという。這うようにしていたのに……

そして彼女は言った、

「保健の先生がついていたけど、うずくまる子を見てもしばらく様子見、対処も保健室のベッドで寝かすだけ。結局、病院に連れて行って『重症です』と言われて帰ってきてた。うずくまった時にすぐ、このマニュアルに沿った対処を取れば……と悔やみます!」

「みんな、熱中症を舐めてる!こういう使えるマニュアルを身をもって知らなきゃいけない!

みんな一度、熱中症になればいいのに!!

過激……(笑)

気持ちはわかる。
アイスパックで腋の下や鼠蹊部を冷やす方法の無効化ぶりとか、データで示してくれる研究結果がある。そして、『どのポイントを抑えれば』防げるのか、素早い回復を図れるのか、そんな研究も沢山なされている。あとは、知って、実行するだけなのだから。



2019年、9月の親子整体セミナーの日程お知らせです。
参加希望は、前日までにはご連絡ください。
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<会場:太陽庵(香良洲)>
10日(火) 10:00〜12:00 参加費二千円
終了後から個人操法指導
(指導料 初診七千円、以後四千円)。
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<会場:ゆっこさんち(伊勢宮川中学そば)>
19日(木) 10:00〜12:00  参加費二千円
終了後から個人操法指導
(指導料 初診七千円、以後四千円)。

9月の親子整体のテーマは、

「婦人科系の整体まとめ」

要望にお応えして、婦人科系に効く整体の知識と技法をお伝えしようかと思い、まとめにかかってます。元から伝え聞く技法は数多くあり、また私自身の不妊改善や妊娠、出産への整体指導を通して得た経験則は膨大になりました。なので、今回はその一部ということになってしまいますが、すぐに使えそうな自力整体や運動療法などを中心として、より健康で綺麗になれる方法と知識をお伝えしたいと思います。


アメリカ軍病院に勤務している精神科医の女性を整体。


浮腫(特に下半身)を取り除き、心拍数を下げかつ心拍の強さを上げる。巻き肩の調整、仙腸関節の解放。


「身体は楽になった」という。


気になることだけを三つ伝える。


甲状腺機能の低下の疑い。

ほど近い将来に向けてすごく集中している。

死の観念に囚われがちである。


その処方箋は、以下の通りとした。

甲状腺要検査。陽性なら食養生と規則正しい生活

将来と死(この二つは分け難く結びつきがありそうだった)よく笑うこと。帰ってくる基盤となるようなコミュニティを作ること(保守的で疑り深い彼女には難しい課題)。


 


こちら(米国ボストン近郊)での私の整体指導では、事前に情報は全く与えられない。


「はじめましてこんにちは」


でいきなり始まる。もちろん、診ている最中に必要な質問もするし、質疑応答もある。


ただ、私を自分の患者達に引き合わせているこちらのホストドクターが、私の診断自体を検証することも兼ねているので、基本的に予備情報は全く無しで行われるのである。


私は、身体の状態からその人の生活の様子や悩み、心理状態や精神環境までを読み取る事もよくする。その情報が本人にとって必要だと思えた場合には、しっかりと伝える。その様は、一見、いわゆる『リーディング』や『占い』のように見られることもある。なぜなら、言われた人には、思い当たる節がありまくるからだそうだ。



この日のセッションも、(仕事柄、疑り深い)精神科医のその女性は、


「なんで知ってるの?って思ったけど……


と前置きして、若い時の極度な引っ込み思案の話、家系的に甲状腺が弱いこと、限られた家族にしか話していない将来のプランの話、などをしてくれた……


それらを聞いた後に、やはり私の処方箋(甲状腺の検査、笑顔の絶えないベース作り)の的確性と重要性をお互いに確認しあってセッションは終了。彼女の長い旅のストーリーに、私達は伴走させてもらった、という実感をかみしめつつ。



 


我が弟子達の為に、この度の整体指導の要訣要点を書いておく(伏せ字は会った時に)。


ハッキリとした左右差

最初に見た印象と違い、硬結や不調は○に偏っていた。


浮腫み

頚椎○番の異常“も”伴っているので、甲状腺機能の低下が疑われる。


脈診を読み解く

心拍の速さと脈の弱さ。骨盤の閉じ方、肩の巻き方など、骨格から導き出せるのは、保守的かつ内向的な幼少期の姿。


つきまとう死の影

○○の下が妙に硬い。しかも弾かれるような硬さ。これは『死』の匂い。幼少期の様子と合わせて想像すること。