PPAP by さだまさし 新春
あけましておめでとうございます。
今朝の(といっても、行く年来る年のあとの)「さだまさし」の番組で、YOUTUBEにアップしたと言っていたPPAPです。
(ちなみに、毎年、この番組の途中まで見て寝るというのが習慣になっています。)
番組の中でも、くだらないことに真実がある(これは、しょんないTVといっしょか。)というニュアンスのことを言っていましたが、まぁ、人生なんて、そんなもの。
本年もよろしゅうに。
歌行燈 1960年
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哀切にして艶麗!鏡花文学の最高傑作を描く衣笠・雷蔵・山本の最高トリオ!
●市川雷蔵、文芸映画の美!3タイトル一挙リリース!初DVD化!
●原作は人気作家の名作小説。江戸時代の庶民を描く井原西鶴、明治大正時代に独自の美学を確立した泉鏡花、昭和の社会派作家・有吉佐和子、3人の小説家の名作を映画化。
●原作は『天守物語』『高野聖』などで知られる文学者・泉鏡花の名作『歌行燈』!
●当代きっての美男美女、市川雷蔵と山本富士子が哀しく切ない恋を演じる悲恋の文芸大作!
●監督は『地獄門』でカンヌ映画祭グランプリを受賞した衣笠貞之助!
『湯島の白梅』『白鷺』に続く3作目の鏡花もので明治情緒と能楽世界の幽玄を映像化!
<br■ストーリー
能楽の名手・喜多八は、ある素人謡曲師の芸を侮辱し、彼を自殺に至らしめてしまう。喜多八はそれを知った父から破門され放浪の日々を送る中で、自殺した謡曲師の娘・お袖に出会う。彼女は父の最期を目の当たりにしたことから、芸に熱中することを恐れていたが…。>■キャスト
市川雷蔵、山本富士子、倉田マユミ、小野道子
■スタッフ
監督:衣笠貞之助
脚本:衣笠貞之助、相良準
原作:泉鏡花
撮影:渡辺公夫
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3~4年前に桑名に行ったときに、昔の東海道沿いに「歌行燈」というお店がありました。
少し調べると泉鏡花の小説からとったとか。うどんとか和食のお店でしたが。
そういえば、記憶のかすかの奥に、泉鏡花にこんな小説があったなぁ~と思ったことがありました。
・・ということで、本日から年末・年始の休みに入り、私的映画ライブラリーからこの映画を見ました。
こういう話しだったのかぁ~と。ちょっと「君の名は」的。(「君の名は。」ではなくて、佐田、岸の方ですよ。)
期待せずに見た分だけ、よかったです。
綴方教室 1938年
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原作は、当時、葛飾小学校4年生だった豊田正子が書いた綴方(作文)の収録集。これは1930年代に鈴木三重吉主宰の雑誌「赤い鳥」の影響下で、教育運動として盛んになりつつあった生活綴方運動の強い支持者であった、大木顕一郎が担任として指導にあたり、「赤い鳥」に発表されたものを集めて、昭和12(1937)年に出版され、大ベストセラーとなったものである。翌昭和13年には新築地劇団が舞台化し、その直後、東宝で山本嘉次郎が監督にあたり、極力ロケで撮影を行うセミ・ドキュメンタリーの手法で映画化。子役から少女へと成長する高峰秀子が最初に演技者として認められた作品である。製作主任は黒澤明。
高峰秀子、徳川夢声、清川虹子、滝沢修、小高まさる、赤木蘭子、水谷史郎、三島雅夫、本間敦子、山本天洋、伊藤智子
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またまた、今日も、古い日本映画を見ました。
山本嘉次郎監督の「綴方教室」。
これも題名だけは知っていた見ていない名作。
高峰秀子の少女時代の作品。映画化のとき、「原作」の豊田正子は15歳とか。写真をみると賢そうな顔をした少女です。
高峰秀子は、子役時代の集大成。これから女優として羽ばたく作品になったとか。
ただ、昭和初期の職工家族の貧しさが全面に出ていてある意味悲しい映画ではあります。
阿部一族 1938年
久々の映画のブログ。
もちろん、あの森鴎外の作品が原作の映画です。
いまから80年近く前の映画であり,登場人物でわかるのは加東大介のみ。
その彼も、この当時は「市川莚司」を名乗っており、加東大介がいるのに、ネームがないなと、思ってました。
戦前の映画なので、音質も画質もいまひとつですが、黒沢明ばりの映画でなかなか面白かった。
ストーリーは、
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寛永18年、肥後熊本の城主・細川忠利が逝去し、生前より主の許しを受け殉死した者が18名に及んだが、殉死を許されなかった阿部弥一右衛門(市川笑太郎)に対しては、家中の者の見る眼が変わり、結局彼は息子達の目の前で切腹して果て、更に先君の一周忌には、長男・権兵衛(橘小三郎)がこれに抗議する行動を起こし非礼として縛り首となり、次男・弥五兵衛(中村翫右衛門)以下阿部一族は、主君への謀反人として討たれることになる―。
「阿部一族」●制作年:1938年●監督:熊谷久虎●製作:東宝/前進座●脚本:熊谷久虎/安達伸男●撮影:鈴木博●音楽:深井史郎/P・C・L管絃楽団●原作:森鷗外「阿部一族」●時間:106分●出演:中村翫右衛門/河原崎長十郎/市川笑太郎/橘小三郎/山岸しづ江/堤真佐子/市川莚司(加藤大介)/市川進三郎/山崎島二郎/市川扇升/山崎進蔵/中村鶴蔵/嵐芳三郎/坂東調右衛門/市川楽三郎/瀬川菊之丞/市川菊之助/中村進五郎/助高屋助蔵/市川章次/中村公三郎
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阿部一族の話は概略は知っていましたが、こういう話だったのかとあらためて理解しました。
俳句で、
遺品あり岩波文庫「阿部一族」 鈴木六林男
という作品がありますが、「阿部一族」の話と戦争体験がないと鑑賞しきれるものではない句ですね。
よく俳句は知識はいらないと言う人もいますが、そんなことはないなと思っています。
わかる人だけ、わかるという句もありえると思います。
クラーナハ展
先週末、上野の西洋美術館の「クラーナハ展」を見に行ってきました。
クラーナハは、ドイツでは、デューラーと並ぶドイツ・ルネサンスの巨匠ということですが、
かなり持ち味は違っていて、クラーナハは、ちょっと特異なヌードで有名です。
会場にも、三点ほど、図版で見たヌードがありました。
意外と小さな絵が、たぶん、自分の寝室でこっそりみる?ような絵画だったと思われます。
見終わった後で、山田五郎の美術番組を見ましたが、彼はエロだ、エロだと盛んにいってました。笑。
NHKの新日曜美術館でも、さすがにエロとはいいませんでしたが、ヴィーナスの絵を、実際には右手上腕が短いとかへその位置がおかしいとか、、。
NHKでは珍しく?実際の西洋人の女性のヌードも写していました。
いずれにしろ、生でクラーナハの絵を見られたのは今年の収穫でした。
昔は確か、クラナッハといっていたと思いますが、いつのまにか、クラーナハになってましたね。
ちなみに、クラーナハ(父)の方がもちろん「創業者」です。クラーナハ(子)も上手ですが。
ことば
実は、去年から「俳句」を始めています。
ただ、私としては、いわゆるありきたりの俳句の世界にとどまって満足という気がしていなくて、ことば、そのものに対する好奇心をそのまま継続できたら、な、
と思っています。
で、見たテレビ番組が、「アナザーストリーズ」。
たまたまですが、「1980's CM黄金時代 3人の天才がいた」、という番組。
登場人物は、関西電通の堀井グループ(川崎徹のcm)など、「カ・カ・カ・掛布さん~」とか「女房、元気で留守がいい」
それから、仲畑貴志。あの小犬のcmや、totoの「お尻だって~」。
そして、糸井重里の「おいしい生活」。それを採用する堤 清二の器量もたいしたものですが。
仲畑貴志は、角川春樹の句会に出て、角川から絶賛されてました。
この番組をみて、コピーライターというのは、いわゆる、革新俳句の世界だな、と思った次第。
私もがんばらねば。
さて、明日は、句会です。