福岡で
喪失で起こる悲しみ、つらさ、苦しみ等から
自分や人との繋がりの問題を扱っている
グリーフ専門士の前田ひとみです。
先日、若者と
ご飯を食べる機会が
あったのですが
(その言い方がもう年寄り笑)
大皿で食べていたおかず、
最後のひとつが残っていて
「遠慮のカタマリ、食べてー」
と言いましたところ
全く通じずに世代ジーエーピー。
(ええ、ギャップですね)
残りものには福がある
(もしやこれも通じない!?)
とばかりに
おばちゃん、いただきました♡
遺されたものには
思わぬよいことがある、
という意味ですが
喪失体験ではその言葉を
受け入れられないことが
よく起こります。
死別をされた方の
多くが言われるのは
どうして自分の方が
遺ってしまったのだろうかと
日々考えさせられる
という言葉です。
愛する人を失い
この世界に遺された人は
その答えのない疑問を
答えも分からないまま
ずっと抱えて生きていきます。
どうして自分が遺されたのか。
この世界に自分だけが遺され、
今も生かされていることに
一体どのような意味があるのか。
この答えがすぐに分かるのなら
あの人だけが居ないこの世界でも
何とか踏ん張れる気がするのに
ほしい答えは分からないままに
時間だけが過ぎていく虚しさを
感じたことのある人は
数えきれないと思います。
特に死別を体験すると
その出来事そのものを
自分が受け入れる間もなく
何だかんだと手続きややる事に追われ
哀しんでる暇がないくらい忙しいのが
現実ではないかと思います。
これほど心と身体が
まるでバラバラであるかのように
現実に追いつかない時に
周りからは
心配されたり
声をかけられたり
励まされたりすることが
ほとんでではないかと思います。
自分でも理解できずに
自分だけが時間が止まっているかのようで
泣くことさえ忘れてしまうことがあります。
段々と落ち着いてくると
自分に起こった事実を理解したり
かなしみやつらさを感じるようにも
なってくるのですが
その頃にはもう
周りの人たちにとっては
死別がはっきりと過去になっていて
そろそろ落ち着いただろうという感覚で
こちらの現状を見ているから
互いの感情が噛み合わないんです。
その周りとの
感情の時差に
また深く傷つきながら
孤独感と孤立感を強めていく
というズレを感じた方は
自分だけがたったひとりで
異世界異空間に放り出された。
なぜ自分ではなく
あの人が亡くなったのだろうか。
あの人だけがいなくなったこの世界を、
あの人を失った自分を愛せない。
という想いを抱えたまま
どこに居てもひとりぼっちの感覚で
どうして自分だけが生きているのか。
身体が生きているから生きているだけ。
と何とか今を踏ん張っておられる
のではないでしょうか。
時間が経つほどに
周りとの感情の時差を感じ
余計に泣けなくもなります。
それは
あなたのせいではありません。
死別というあまりにも過酷な事実に
あなたが自分をどうにか踏ん張って
日々を過ごされている証
だと思います。
疑問の答えが分からないまま
どこに向かっているのかも分からず
不安で寂しい気持ちを抱えることは
大事な存在を失った方にとって
当たり前の事だからです。
まずはあなたが
その苦しくつらい時間を
感情の時差なく
自分の今の感情を
話して
感じて
共感してもらうこと
が必要だとわたしは思います。
答えがないからと言って
話す必要がないのか、となると
それは別だと思うんです。
むしろ周りとの
感情の時差を感じるあなただからこそ
その誰とも分かち合えない想いそのものを
分かってもらうことが大切です。
あなたのそのままの
今の感じたままの想いを
言葉にすることは
あなたが
あなたを大切にする行動
だとわたしは思います。
そして
あなた自身を大切にすると同時に
大事なあの人との関係性を
繋ぎ直すはじめの一歩
となります。
今、あなたが
周りとの感情の時差を感じ
心にたくさんの感情を抱えているなら
その感情ひとつひとつに
言葉と表現の場と時間を
あなたの手で作ってあげてほしい
と思います。
グリーフケアは
あなたの言葉にならない言葉を
あなたと共に言葉にしながら
感じていく場と時間です。
あなたの答えのない問い、
それを抱えていくこれからを
グリーフケアで
一緒に見つめてみませんか。
どうぞ安心して
ご相談くださいね。




