君の名は?宛名のない白い封筒が1つ玄関に落ちていた外に出ると店の看板は白いだけ文字はなく白いだけアパートの名前もなく白く塗られていた名のないコンビニに入る棚に並ぶのは形は違うが名のない商品たちレジに向かいカゴを渡す店員の胸には白い記章のみ車に戻り名のないコーヒーを飲むコーヒーはコーヒーだからと独り呟く名のない以外は何も変わらないいつもの景色いつもの人の流れいつもの空があるだけだ名はなくとも存在している本当の名は?本当の君の名は?