日々、さまざまな事件や社会問題が起きております。そして、被害を受けている人たちがおります。

 

今までにも、実際に司法の場で裁かれた事件、京都アニメ事件、少年院から出所した少年による福岡女性殺人事件、池袋暴走事故などなど、被害を受けた当事者の苦しみは、計り知れないものがあります。

 

こういう事件が起こり、司法の場で裁かれるのですが、その量刑などは、被害者の苦しみには釣り合わない判決が多いように感じます。加害者の人権が尊重されることが多いように感じます。

「刑が軽すぎる」という意見も多く、被害者目線の犯罪内容に見合う刑罰に現在の法律はなっていないと思います。刑罰が軽すぎるのです。

日本は法治国家ですから、量刑を変えるには国会による法律改正が必要です。つまり、国会議員が動かねば何も変わりません。

 

これだけ痛ましい事件が起きても、国会議員で法律改正の動きは、ほとんど出てきません。パーティや資金集めはご熱心でも、国民の心に寄り添う議員は少数と思います。議員は当選すること、お金を集めることに終始しているのが現状です。

 

しかしながら、ここで押さえておきたいのは、他人事と思っているのは政治家だけかということです。

 

私たちだって、一般人だって、本当に親身になっているでしょうか。改めて、振り返ってみると、いざというときに逃げる人、多くないですか。自分に降りかかるとなると、知らんぷりを決め込む人、多いですよね。つまるところ、責任が自分に回ってこないようにしているのです。

 

ただ、他人事とは思わず、矢面に立ってくれる人が、ごく少数ですが、存在することも事実です。一般世間においては、この少数派が本気で動くと、不思議とほとんどの問題が解決します。この少数派が、世の中を支えていると私は思います。

 

他人事だと思えば、笑っていられることも、自分自身に降りかかってくれば、そうはいきませんからね。つねに他人事とは思わないで、自分自身のことと考え行動する。これができる人こそが、尊敬すべき人であり、目標とすべきだと考えます。