今日は、私にとっては、非常に意義深い日となりました。

久々にお会いした方の次の一言に、大きな衝撃を受けました。

 

「人の意見に納得できますか」

すばらしい切り返しでした。私をよくわかっておられますね!

これは一本取られました。

常に即答することに心がけている私ですが、つい戸惑ってしまいました。

 

時間をおいて「人の意見をきいて、最終的には自分で判断しますよ」

取ってつけたように応えてしまったのですが、実は、この短い時間の中で、今まで教えた塾生たちのことを思い浮かべていたのです。

 

「絶対、大丈夫、任せなさい」

わたしは、いつも断言していたけど、生徒や保護者の皆さんの気持ちに迷いはなかったのだろうか。

常に納得していたのだろうか。

こういう感情がこみ上げてきました。

 

だから、即答できなかったのです。

「自分が良いと思うことと、人が良いと思うことが違うんですよね」

わたしが、軽く言ったつもりが、実は非常に重い事だと気が付いたのです。

 

私の今までの人生、塾という場で、生徒と向き合い、結果を出していく仕事をしてきました。

「学校の先生など、教育関係者が何と言おうと、必ず合格できる、結果を出す」

常に、こう断言して、もちろん、希望的観測ではなく、必ず結果を出せるという裏付けと信念で突き進んできました。

実際、結果を出せてきました。結果が出てきたからこそ、今の自分があります。

 

しかし、私を信用して、勉強(将来)をゆだねた生徒たちは、本当に大きな賭けだったと思います。

信じたばっかりに、万一、うまくいかなければ、取り返しがつかなくなるからです。

ほとんどの生徒・保護者は、詳しく私を知りません。学校関係者と真逆の発言をする私を、仮に半信半疑であっても

信用し、大事な子供を任せてくれた親御さんの気持ちを、改めて思いました。

 

「合格したから言いますけどね、最初は、正直言って、先生のこと、信用なんてしていなかったですよ。ただね、不登校の息子がやりたいというから、まあ、いいかダメでも、仕方ないという程度でしたよ」

こう言う親御さんもいましたね。

 

でも、とにかく納得して任せてくれたんですよね、だから、結果を出すことができ、みんなに喜んでもらったからこそ、今の私があるのです。おかげさまで自信をもって(結構、偉そうなことを言いますが)生きている私がいます。

わたしが、反対に、親の立場だったら、とても子供を任せないとさえ思います。

それだけ、凄い人たちが、腹をくくって私の生徒になってくれたのだと思います。

私を信頼して任せてくれた方々、本当にありがとうございました。

 

私の人生、いかに幸せな人生であるかを感じ取りました。

既に私の恩師は他界しており、教えるばかりの立場になっていた私には、進言いただくことは、とても新鮮な体験でした。

まだまだ、未熟ですね、私は。←これが大切ですね、謙虚にいきます。

 

改めて

「人の意見に納得できますか」

よくぞ、言ってくださいました!

心から感謝しています!また、遠慮なく進言してください。

今日お会いでき、話ができたこと、感謝しています。

 

本当にありがとう、新鮮な素晴らしい一日でした。