妙音沢 (埼玉県新座市) | 武蔵野台地調査隊

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武蔵野台地の湧水と北アルプス中心の登山日記です

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新座霊園の前を流れる黒目川は、周囲の土地を下方に侵食しており、新座霊園正門の高さと黒目川の高さには大きな落差ができています。それなので、目の前の道路は急こう配の道路になっています。


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ところで、この土地の落差により、新座霊園の正面には崖が形成されています。霊園の前の道路を渡り、坂を少し下って橋を渡り始める手前で、左側の狭い小道を下りて行きましょう。いくつかの湧水が足もとに流れ出していますが、やがて写真,房┐坑欧弔涼地形から沢が流れているのを目の当たりにします。


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これが妙音沢の大沢です。水は、谷底部の石を積み上げた下側から大量に湧き出しています。水は黒目川へと放流されています。

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 この量にはたまげます。一日の総湧水量は約1万トンともいわれています。この湧水量は東久留米の南沢緑地と同じ量です。


 

妙音沢(大沢の源流)動画→ 



 やはりこの水量が都会近郊で見られることには驚きました。

 蛇足ですが、石積みは谷が地山を侵食して後退することを防ぐ役目のもので、ふとんかごと呼ばれています。崖の上には住宅街があるのです。

 昨日書いた等々力渓谷と同様にこのあたりにも縄文時代の遺跡があるそうです。やはり水と人間の生活とのかかわりが示されているのでしょう。