論文や報告書などの くるみ製本
で、背文字を印刷する場合と
しない場合とでは、急ぎの対応と製本作業の手間が違ってきます。
製本の背中にタイトル等の文字印刷が無い場合は、製本の背幅の
厚み分の寸法を多めにとり、表紙の印刷を先行して進めることができます。
表1(おもて表紙のことです。) の印刷を先に仕上げておけば、本文の印刷が
終了次第、製本作業に取りかかれますので、表紙作製にかかる半日~一日
の時間を短縮し納期を縮めることができるようになります。
しかし、
製本の背中に文字印刷をして くるみ製本する場合、製本する本文の印刷物
が仕上り、本の厚み(背幅)が確定しないと、くるみ表紙の印刷工程に
進めません。本文の厚みが確定しなければ、背文字のセンター位置の
印刷がずれていまいますので。
連休明けの本日も、100部の無線綴じくるみ製本の急ぎを注文いただき、本文が
30ページ(15枚)程度の予定で背文字無しでよいため(というか、15枚では
背中に文字は入りませんので)、レザック用紙に表紙印刷を先行して作製
することになりました。
表紙の印刷は順調に進み、ご要望の納期には間に合いそうです。