子どもは一足飛びに成長できる?

 

はい
できません!!



といってしまうと
身も蓋もありませんねw


でも
ボクはそう考えています。

という結論ありきで
進めます。



子どもの成長に関する
論文やデータを

多少は調べてきました。
 

ボクが実際に
見聞きした知見も

それなりに

蓄積されてきました。

 

そのうえで考察し
検証してきた結果


子どもの成長に一足飛びはない
 

というのが
現時点における
ボクの見解です!!


階段を1段ずつ上がって行く

のと同じで
1つ目のステージをクリアしないと
次のステージに進めない
といったイメージです。




お腹が減ったら
おっぱいを飲む。

眠くなったら寝る。

何かあれば泣く。

その延長で
言動を多少変化させつつ
基本的には
本能の開放
が初期ステージです。


何歳になろうとも
本能むき出しの言動
目立つうちは
まだそのステージだということです。


本能を十二分に
満たしきる
自ずと
次のステージに進みます。


とはいえ
そう易々と
次のステージに進ませてくれません。
最大の敵は大人たちです。
特にです。
 

  • 人が多い所で走っちゃダメ!
  • お店の中で遊ばない!
  • お椅子に座ってなさい!
  • 駅に着くまでジッとしてなさい!
  • みんな静かにしてるでしょ!
  • 滑り台は下から登ったらダメ!
  • お砂を他の子に掛けたらダメ!
  • 水たまりで遊ばないで!
  • 傘をさしなさい!
  • 服を着なさい!
  • 虫の死体を拾ってこないで!
  • 犬のうんちはばっちいから触らないで!
  • 草や葉っぱを食べないで!
  • 人の敷地に勝手に入らないで!


書きだせばキリがありませんが
こんなセリフ
身に覚えはありませんか?

なぜ子どもたちは
このような行動を
取るのでしょうか?


答えは簡単
本能
です。


これらの制限をできるだけ排除して
本能を開放させてあげると
どうなるでしょうか?


実践者の1人として
お答えします!

取り返しのつかないような
問題は一切発生していません!!

(今のところ)



もちろん
リスク管理は必須ですし
リスクに備えることは重要です。

とはいえ
自然と
小さなリスクから
自分で回避できるようになりますので
最初だけ気を付けていれば
後は楽なもんです。

楽なだけではありません。
それをやる価値は更にあります。

子どもはイキイキとします。
ハツラツと育ちます。


自分の身に起こった問題を

人のせいにしません。


人に頼らず
自らの意思と知恵
乗り越えようとします。


その行動を当然と考え
助けが必要な時は
助けて欲しい

お願いしてきます。

助けて貰えば
ありがとう!

と感謝します。
 

自分に自信が付き

人の問題にまで

首を突っ込み
人の問題も解決してやろう

意気込みます。

 

そして

感謝される喜びを覚え

感謝されることに

感謝できるようになります!


そういう子に育ちます。

ボクはそんな子どもたちを
知っていますし
我が子もそんな風に

育ってくれている最中です。

(だと信じています‥w)




逆に言動に制限をかけまくり
本能を抑制し続けたら
どうなるか?
 

  • 自分で何も決断できない。
  • 言われたことしかやらない。
  • 何か問題が起こると人のせいにする。
  • 人の悪口をいい、人を羨ましがる。
  • 何にも興味を示さない。
  • 熱中しない。
  • 何をやっても長続きしない。
  • 興味を示すのはエンタメやゲームだけ。


そんな子に育つそうです。

 

というかこれって

現代の我が国の若者の姿そのものですねw



子どもの言動に制限を掛ければ掛けるほど
子どもが次のステージに立つ日を
先送りにしています。


それでもいつか
本能をちゃんと満たせて
あげられればいいのですが
残念ながら
社会性が育ってくると
世間体やプライドが邪魔をして
本能を開放するこが
できなくなります。

そうなると
一生満たされないまま
ということになります。


つまり
初期ステージのまま
人生を終えるということです。


宇宙や地球という広い視野で物事を考えられず
人や社会に奉仕する喜びを知らず
感謝されたことに感謝できず
何かのために人生を生きるという
生き甲斐すら得られないまま
人生を終えてしまうのです。

 

 

 

一番になりたい!

出世したい!

あれが欲しい!

これが欲しい!

あんな自分になりたい!

こんな風に思われたい!


そういう低次元
欲望に駆られ
満たされないまま
人生を終えてしまうのです。



とても残念なことですが
育児に悩みを
抱えておられる

ご家庭の大半が
この1つ目のステージ
躓かれている気がします。

1つ目のステージを
終えていないにも関わらず
次のステージを勝手に用意し
そのステージでの振る舞いを
期待してしまっている
ケースが非常に多い気がします。


期待通りに行く

はずがありません。


それなのに
期待通りでないことを悲観
自分の親としての資質を疑い
自暴自棄に陥ったり
パートナーのせいだと
パートナーを責めたり
そんな悲惨な状況に陥っている
ご家庭も知っています。



子どもは
生き物として
とても弱い存在です。

子ども自身も
そのことを
本能的に察知しています。

だから子どもたちの心には
すぐに不安が芽吹きます

これも本能です。


不安が本能であるのと同じように
不安を和らげる行為
つまり

”甘え”も本能

です。



子どもが

始終甘えてくる

ということは
子どもがまだ

そのステージに

いるということです。



せっかく

何かのご縁でこの

記事を読んでくださった方へ

お願いがあります。

 

子どもの本能を拒絶しないでください!


これはまだ

チャンスがある!

ということです!
 

このチャンスを逃すと
次はないかもしれません!!


特に
”甘え”

絶対に拒絶しないで

あげてください!!

”甘え”の拒絶

それは

その子の存在を拒絶するのと同じこと

です。
 

 

自分を拒絶された子の気持ち‥。
 

想像するだけで涙が出ます‥。
辛すぎる‥。

 

 

 

 

子どものことを

どれだけ強く深く愛しているか

考え、伝える努力をするよりも

 

子どもの愛を

どれだけ一心に受け止められているか

実感しているか

救われているか

その愛に感謝しているか

を考え

伝える努力をしてください。

 


子どもが

まがまだまだ甘えたい盛りなのに
次々と新しいチャレンジを

させるのは
とても理不尽

不健全だとボクは思います。



そもそも

よほどの理由がない限り

何事も強制すべきではない

というのがボクの考えです。


それをやる意義
理解せずにやらせて
何の意味があるのでしょうか?


親が喜びたいから
やってくれたら嬉しいから
面倒を回避したいから
やらせているだけではないですか?

本当に子どものためですか??

社会人になるまでに
できるようになるのでは遅いのでしょうか?
今じゃないとダメですか?


子どもに

何かを強要する
強制する
怒鳴って無理強いする。
 

親にそんな

権利があるのでしょうか?


大人同士であれば
人間関係の崩壊
招き兼ねない愚行です。


子どもだから
何をしても許されるのでしょうか?




指示待ち人間が多すぎる。
最近、思考停止状態の人が増えた。


そんな言葉をよく耳にします。

この人たちは
ちゃんと自分の力で
幸福で満たされた人生を
築いていけるのでしょうか?

きっと
難しいでしょう。


彼らはなぜそうなったのでしょうか?
誰がどのようにして

彼らを育てたのでしょうか?


子どもに指示を出す。
子どもに何かを強要する。


してしまいそうなったら
一旦踏みとどまって

指示を出し、強要した先の未来と

何も言わなかった未来を

是非想像してみてください!

 

子どもの幸福で満ち足りた

笑顔が見えるのは

どちらの未来ですか?