将来の夢は?その問いに「職業」を答える怖さ

 

 

我が家では

子どもへの影響を考えて

テレビを見られなくしています。

(アンテナを繋いでないだけw)

 

ただ

ボクと妻は

息抜きとして

AmazonプライムやNetflixを

たまに見ていますw

 

で、

妻から一緒に見たい!

といわれ

アンメット

という医療ドラマを

数日前から見始めました。

 

ラブラブでスミマセンw

 

 

2話まで見た時点でこの記事を書いています。

 


各話それぞれ1名の

患者さんが出てきて

病院スタッフと患者さんが

その病気と向き合いながら

体だけでなく心のケアもする

という内容です。

 

 

1話目の患者さんは

女優さんでした。

脳に後遺症が残る中

何が何でも

女優に復帰したい!

女優以外の人生など生きる価値すらない!

そんな風に感じされるほど

強い執念

強い執着をお持ちでした。

 

 

2話目の患者さんは

サッカーの強豪校で

エースとして

活躍している男子高校生です。

 

彼もまた脳に後遺症が残りますが

フィールドに戻りたい!

また以前と同じようにプレイしたい!

そんな強い執念

強い執着を露わにし

病院を無断で抜け出してまで

ボールを蹴り続けていました。

 

 

この2人に共通することは

職業や立場に対する執着です。

 

脳の病気によって

夢を奪われる

という点です。

 

 

ドラマでは

最終的にお二人とも

新しい未来を見据えて

病院を後にされたので

ハッピーエンドだった

ホッとしました。

 

途中までは

立ち直れなくなるケースも

想像できちゃうくらい

大きな喪失感

苛まれている様子で

ハラハラしながら見守っていました。

 

 

これって

決して他人事ではないんですよね。

 

誰でも病気になる可能性はありますし

事故や事件に巻き込まれる可能性だってあります。

 

その結果として

夢を諦めてしまう

諦めざるを得ない状況に

陥ってしまう。

 

それは

誰にでも起こり得る

ことだと思います。

 

 

このドラマの登場人物の

一人目は女優

二人目は強豪校のエース

どちらも

絶え間ない努力

その地位を獲得してきた

類い希な存在です。

 

実際には

その地位に

到達することすらできない人が

大半です。

 

確率的には

女優になりたい!

という子を持つ親のほとんどが

子どもが夢を諦める姿

見守るこになります。

 

同様に

我が子が

掲げた目標が高ければ高いほど

難易度の高い挑戦をすればするほど

我が子が

夢を諦めるシーンに

出くわす可能性も高くなる

ということです。

 

 

であるならば

ボクたち親は

その瞬間に備えておいて損はない

と思いませんか?

 

 

今回は

そういう話をしようと思います。

 

 

 

考えるべきポイントは

”目的””目標”

そして

”夢”

です。

 

 

人は誰しも

幸福で満ち足りた人生

切望しています。

(わたしは違うよって人がいたらゴメンナサイw)

 

だとすれば

これが人生の最終ゴールです。

つまり究極的には

これが”生きる目的”です。

 

それを実現するために

ボクたちは

日々の生活を積み上げています。

 

それを積み上げることで

ゴールに近付けること

それが”目標”です。

 

女優になりたい!

これは”目標”です。

1つの通過点です。

 

 

では”夢”とは何でしょうか?

 

ボクの考える”夢”とは

幸福で満ち足りた人生を

どのように実現するか?

 

自分を最大限に発揮しながら

日々の活動を続け

キラッキラに輝いた自分だからこそ

到達することのできる

最高にワクワクできる世界観

それを描き出したものが

”夢”

だと思うんです。

 

 

女優になった自分の姿を想像し

いつでもワクワクできる!

どんなに辛くても

前に進もうって

前向きな気持ちになれる。

それが

”夢”

だと思います。

 

 

 

夢は実現しなければ意味が無い!

夢を夢のままで終わらせてはいけない!

そういうセリフを聞いたことありませんか?

 

本当ですか??

 

 

”戦艦大和”だったか

”男たちの大和”だったか

はたまた別の作品だったか

記憶が定かではありませんが

こんなシーンがありました。

 

大和が撃沈され

多くの乗組員が漂流する中

ある士官が若い乗組員に

自分が掴まっていた木板を渡し

こう言います。

 

自分よりも君たちのような若者こそ生き残るべきだ!

この国のために君たちこそ必要なのだ!

生きろっ!!

(確かこんな感じだったと…)

 

そう言い残し

彼は海に沈んでいきました。

 

 

これがこの士官の

夢だったのでしょうか?

ボクは違うと思います。

もっと別の夢があったハズです。

もっとワクワクする夢が

彼にもあったハズです。

 

でも

何のために生きるのか?

 

その答えを

彼は持っていたから

ためらうことなく夢を諦める

ことができたのだと思います。

 

 

夢見ていた人生とは違ったかもしれない。

でも

決して悔いのない人生だったろうと

それが彼にとっての

最高の生き方だったのだろうと

ボクはそう思わずにいられません。

 

 

夢を持つ

それは何のためでしょうか?

 

目的を達成するため

ワクワクした気持ちで

前進し続けるための

原動力を得るため

だと思います。

(素っ気ない表現ですが…)

 

 

ドラマの話に戻します。

 

 

一人目の患者さんの夢は

女優として活躍することでした。

そして

その夢が破れて落胆してしまいます。

 

しかし

自分が幸福であることを思い出します。

失ったものよりも

もっと大切なものを

自分は既に持っている

ことに

気付きます。

 

きっと色んな思いが

頭と心を

錯綜したことでしょう。

 

そしてきっと

気が付いたのだと思います。

 

女優という職を通じて

何を実現したかったのか。

 

女優として活動する中で

本当に手にしたかったものが何なのか。

 

女優になるということは

単なる”目標”です。

人生の目的を達成するために

毎日をワクワク過ごすために

思い描いた世界です。

”目標”が”手段”だとすれば

”夢”は

”手段”ですらない

のです。

 

目的どころか

手段ですらないものに

執着してしまう理由

何なのでしょうか?

 

それは

生きる目的を持っていないから

ではないでしょうか?

 

 

多くの人を喜ばせたい!

感動させたい!

目立つことが好きだし注目されたい!

わたしは演技が好き。

演技力もある。

だったら女優を目指そう!

 

こうして目標ができます。

 

しかし

その目標を達成するのには

様々な困難が待ち受けているでしょう。

 

それを乗り越えるために

ワクワクするような

夢を抱きます。

 

 

 

今回のドラマのように

病気によって

その夢や目標を失ってしまうことは

珍しいことではないと思います。

 

でも

なぜ女優になったのか?

女優になって

自分の人生をどう満たそうとしていたのか?

 

その本質ともいうべき

”生きる目的”

を忘れずにいれば

この患者さんのように

落胆することはあっても

絶望することにはなりません。

 

 

生きる目的がわかっていれば

多少時間がかかってでも

自分を見つめ直し

自分の中から必ず

次の”目標”を

発見することができます。

 

演技ができなくなった。

でも

わたしはお料理が得意!

女優としてのスタイルを

維持する過程で

健康的な食事法も習得できた!

だったら

飲食店をやってみよう!

(安直な例ですがw)

 

このように

心が自然と

次の舞台に誘導してくれます。

 

次の舞台で

キラッキラに輝いている自分を想像し

新しい夢に出会うことが

できると思うんです。

 

 

そしていつか

目的を達成し

本当に幸福で満ち足りた人生を

手にすることができた時に

こんなセリフが飛び出てきそうです。

 

あの時の挫折は

神さまが与えてくれた

チャンスだったんだっ!

神さまありがとうございます!!

 

 

さて

ボクたちは

どれだけ真剣に

生きる目的を

語り合えているのでしょうか?

 

毎日毎日

何のために生きるのか?

その問いに向き合っていますか?

 

学校で。

友だち同士で。

そして

親子で。

夫婦でも。

 

 

ボクが子どもの頃

幼稚園や小学校で

将来の夢は何かな?

とよく尋ねられました。

 

これって

とても

秀逸な質問

だと思うんですよね。

 

子どもに

人生のゴールを

イメージして!

なんていっても

きっとできませんからw

 

もっと目の前にある

ワクワクする何かを

先に見付ける。

そのための質問が

コレだと思うんです。

 

 

ボクが幼稚園の頃は

パン屋さん

になりたいと言っていました。

 

小学生高学年になると

神父さま

になりたいと考えるようになりました。

 

 

大切なのはこのあとに

どこまで掘り下げるかです。

 

ここに答えがあるハズです。

 

 

 

 

もうすぐ七夕です。

 

今年の短冊には何を書こうか?

 

そんな話題から

親子で

人生の目的

深掘りしてみてはいかがでしょうか?

 

子どもが夢破れ

落胆したときに

本当意味で支えてあげられる

お父さんお母さんで

いてあげられるために。

 

君の夢は何?

その答えが単なる”職業”で

終わってしまわないように。