幼少期の知育は逆効果?

 

怒られそうですが

あえて書きます!w

 

ボクは長男に

英才教育を受けさせていました。

それも徹底的に!

 

1歳にから英才教室に通い始めて

徐々に種類を増やし

難関幼稚園お受験用の教室も含めると

最終的に3ヶ所の英才教室に同時に通い

更に

英会話教室体操教室

3歳になる頃には

週に5つの習い事をしていました。

 

でも

英会話教室は

子どもがほぼ

興味を示さなかったので

2、3ヶ月でやめました。

 

更に

お受験をしないことにしたので

お受験向けの教室をやめ

幼少期のIQ教育は無駄だと思い

英才教室は2つともやめました。

 

2歳から

年に2度のIQ試験を受け

結果は常に160以上

正直いって

親として誇らしい気持ちになりました。

 

子どもも楽しそうに通っていましたが

やはり

意味が無いと思ってしまった以上

それは機会損失に繋がるので

キッパリとやめました。

 

体操教室は悪くなかったのですが

子どもに規律を教えようとする先生の姿に

我慢できなくなってやめましたw

 

ということで

4歳になる頃には全てやめてしまいましたw

 

 

 

そもそも

なぜ習い事をさせたのか?

ですが

 

答えは単純で

夫婦のあいだで明確な指針を示せていなかった

からです。

 

意味不明ですねw

スミマセン…

 

子どもの成長は待った無しです。

ところが

ボクたちが

まだ親として

ほとんど成長できていなかったため

子どもにどういう環境を

提供すべきかという明確な指針を

持つに至っていなかったのです。

 

だから

子どもが興味を持ってくれるならば

とにかくやらせてみよう!

無駄にはならないだろうから。

といういい加減な考え

アレコレとやらせてみた。

という感じです。

 

ところが

色々と調べていると

おや?

これって意味ないんじゃないか?

むしろ

マイナスなんじゃないか??

と考えるようになりました。

 

これには賛否あると思います。

ボクはそう思いました

というだけの話です。

 

早期英才教育を

肯定されている方々を

批判するつもりは

毛頭ございません。

あしからず。

 

 

自分の中に生じた疑問を

解消すべく

まずはその道の大家に

ご意見を伺ってこようと

早期英才教育に関する

本を何冊も書かれており

幼稚園や学校の運営もされている

著名な先生のところに行き

お話を伺いました。

 

早期英才教育と

よく対比されるのが

完全自然保育です。

 

「自然保育と比較した場合の

優位性いについてどう思われますか?」

と質問したところ

「わからないです。好みの問題でしょう。」

というような回答でした。

ただ

「IQを高めたければ早くやった方がいいですよ。」

と。

 

更に質問しました。

「先生の提唱されている

早期英才教育を受けた子どもたちは

その後どのような人生を送られていますか?」

とお尋ねしたところ

「わかりません。ほとんどの子と交流がないので。」

という回答でした。

 

もうお気付きですね?

 

この先生は

早期英才教育を

ビジネスとして実践されており

幼少期にIQを高めるサービス

提供されているだけの方なんだと。

 

話を聞く相手を間違えたw

 

 

仮に

事業の目的や

経営理念に

子どもの豊な人生

国家の繁栄

などが含まれる場合

計測すべき成果の対象は

教育を受けた子どもたちが

どのような人生を歩んでいるかを

追跡することが不可欠です。

 

単に

IQを高めるサービス

であれば

サービス加入者のIQの変化を

成果として計測しておけばOKです。

それ以上のことは必要ありません。

 

そういうことですw

 

 

ボクが早期英才教育は

無意味なんじゃないか?

と考えるに至った理由は

人類の発展の過程と

脳を含む肉体の成長過程を

考えたからです。

 

ボクには

歴史的な必然性が見出せませんでした。

更に

成長の原理原則を無視していることに

気付いてしまったんですw

 

 

これについて

ここで深掘りするつもりはありませんが

1つだけ

とてお重要なことを

お伝えしたいと思っています。

 

ボクも含め

早期英才教育に魅力を感じる人のほとんどが

陥っているであろう勘違いについてです。

 

幼少期から脳に刺激を与えることで

脳の発育を促進させることができ

将来的に高い知能を獲得できる

 

どうですか?

そう思っていませんか?

 

幼少期の子どものの脳は

まだまだ未発達な状態です。

そんな脳に刺激を与えると

脳は成長するのでしょうか?

 

 

ボクはよく

畑に生えているブロッコリー

を例に挙げて説明します。

 

大きなブロッコリーを育てるためには

大地をシッカリと掴む

太陽の光を余すことなく受け止める

が必要です。

根と葉

これを育てることで

栄養豊富な

ブロッコリーが

スクスクと育ってくれます。

 

子どもの脳は

まさにブロッコリーその物なのです。

 

根と葉が脳を育てるのです。

 

脳を育てようと脳に刺激を与えても

残念ながら脳の成長は限定的にです。

 

 

想像してください。

頭から背中、腰

腕や足へと

無数の神経が伸びています。

 

その神経の先っぽに

シコリが付いています。

それが脳なのです。

 

体中の神経は

更に強い刺激を受けると

どんどん増えて敏感になり

刺激を与えれば与えるほど

神経はより綿密に張り巡らされ

より強固な神経網を形成し

その先っぽに付いているシコリも

自ずと成長していくのです。

 

日々全身の神経を刺激しまくって

成長した脳は

どんな脳になると思いますか?


刺激を欲する脳になります。

気付きを得ることで

快感物質がドバドバと溢れ出す脳です。

 

そんな脳を持った子どもの心は

知識欲と好奇心の塊です。

 

知識欲と好奇心を

親が抑制しなければ

常識リスク管理という

抑止力を最小限にコントロールできれば

IQは勝手に爆上がりです!

 

 

これだけ高度に複雑化した社会では

脳の刺激が不足するなどということは決してありません。

どんなに旺盛な好奇心、知識欲も

満たされることなどあり得ないのです。

 

ただ

多くの大人たちが子どもにこう言います。

 

   違う違う!

   これはこやってこうやって

   ほらこうやるんだよ!

   (やり方の強要)

 

   危ないからそっちにいかないで!

   こっちで遊んでなさい!

   (過度なリスク管理)

 

   上手にできたね!

   エライ!エライ!

   (固定概念と価値観の押し付け)

 

 

多くの場合

子どもが抱く知識欲と好奇心

最大の敵

あなたかもしれませんよ?

 

生物的には

滑り台は下から登るものです。

滑っていては見えない景色が

登る際に見えるはずです。