”ねばならない”や”しちゃダメ”はNGワード?

 

育児の話をしていると

たまーにですが

「○○しなければならない」
と子どもに押しつけるのはよくないとか
「アレはダメ、これはダメ」
と子どもに制限をかけすぎるのもよくないとか
そういうことをおっしゃる方がいるんです。

たまーにですよ。笑

どうしてですか?

と尋ねると


それが結果として
”子どもの個性を殺す”のだとか
”自己肯定感を下げる”のだとか
おっしゃるのです。

育児において

道理もない
規範もない
真理も摂理もない

あなたが育てられているのは本当にヒトですか?
と疑問に感じることがあるのですが

どうも本気で悩まれているようですので

ボクなりの見解をメモしておきます!

 

 

大前提として

育児の目的が明確になっていない

のであれば

まずはそれを明確にしなければ

議論の土俵にすら立てていません。

 

目的もわからないまま

手段の話をしても

正しいかどうかの判断なんて

できませんしね。

 

 

例えば

幸福で満ち足りた人生を送る

という目的があったとします。

 

それを実現するために

長期目標、短期目標

難易度の高い目標から低い目標まで

さまざまな目標が必要になると思います。

 

例えば

プロ野球選手になる

という中間目標を掲げたとしたら

それを実現するためには

更に小さな目標が

千や万は必要になると思います。

 

その小さな目標の中に

”毎日6時に起きる”

という目標があったとします。

 

目標には

どうなれば目標を達成したことになるのか?

という

成功基準が必要です。

 

仮に

① 朝6時までにスッキリと目覚め

② 今日も1日頑張るぞっ!と思えている状態

が目標達成の条件としましょう。

これが成功基準です。

 

この状態になるために

例えば

① 23時までには就寝しなければならない

② 翌日の不安要素を

    就寝時までに可能な限り

    解決しなくてはならない

という具体的な行動に結び付きます。

 

言い換えれば

① 23時以降に起きていてはならない

② 翌日の不安要素を放置してはならない

ということです。

 

目標を達成するためには

「ねばならない」

「してはいけない」

が必ず必要です。

 

目標の難易度が高ければ高いほど

目標が長期的であればあるほど

毎日毎日、何度も何度も

「ねばならない」

「してはいけない」

を使います。

使いまくります。

 

なぜか?

それは目的である

幸福で満ち足りた人生を送る

ためです。

 

 

「ねばならない」

「してはいけない」

で個性が損なわれ

自己否定に陥ってしまうとは

ボクには思えません。

 

むしろ

とても健全で前向きな思考ではないでしょうか?

 

これを幼少期から取り入れることで

心の鍛練にもってこいだとさえ思えます。

 

 

明確な目的も持たずに

ただただ手段だけを押し付けるのは

大人の世界であっても好まれません。

 

しかもそれが独善的であったり

その場の気分から生じた考えだと

周囲から人が去ってしまう恐れもあります。

 

 

昨日は大声で歌いながら踊っていても

楽しそうに見てくれていたのに

今日は「うるさい!」と怒られた。

 

先週は「おもちゃが欲しい!」と

お願いしたら買ってくれたのに

今日は「ワガママいうな!」と怒られた。

 

こんな人とは大人同士でも

付き合っていられませんよねw

 

 

そもそも

言葉に良いも悪いもありません。

つまり

NGワードなんてないってことです。

 

どのような目的でその言葉を使うのか?

それが大切なのではないでしょうか?