弘海寺から少し上がった高台に海に背を向けて並ぶ石仏群があります。
由来を調べると
安政5年(1858年)、苫張の里人植村八百蔵が、弘海寺から始まり、この寺を結願の寺とする四国霊場八十八か所の石仏を周辺の丘や山に設置したとあります。
それが、昭和45年ころから始まった開発によって破壊され、あるものは土に埋もれ、あるものは海に没してしまいました。
それらを地元の人々が1体1体回収し、現在(平成20年)72体がここ安置されています。
(さぬき市文化財保護協会志度支部ホームページより)
仏像の脇には霊場の番号とご本尊の名が彫られています。
此方は不動尊
千手観音
薬師如来です。
現在は仮置きということなのでしょうか。
88体揃った暁には海に向かって安置される、もしくは新たに巡拝コースがつくられるかも知れません。