四国八十八ケ所第八十七番霊場長尾寺の奥の院「玉泉寺」は、志度寺から長尾寺へと向かうお遍路道の半ばにあるこじんまりとした天台宗のお寺です。霊芝寺から移築されたという山門をくぐり、小さな石段を上ると本堂前に藤棚が作られています。未だ枝ばかりが目立つ藤の樹ですが、5月になると紫色の優雅な房花を楽しませてくれることでしょう。
霊雲山玉泉寺の山門
御本尊は、日切地蔵菩薩
撮影中、お声をかけて戴いた西山住職
御住職の手元にあるのは風車、信者の方が作って持って来られたそうです。
竹細工の風車です。
本堂前に吊るされた音の出る仏具
大数珠 滑車がついており、片側を引っ張ると数珠玉が落ちてカチン!という音をたてます。
鈴紐 紐自体に小さな鈴が沢山付けられておりシャンシャンとかわいい音がします。上部には銅鑼もついています。
蘇鉄の葉先に光が跳ねる昼下がりでありました。