「てんぷら」と言うと、一般的には海老とかキス、野菜、時には紅葉の葉っぱなどに小麦粉のころもを
つけて油で揚げたものですが、おやじの住む讃岐では、魚のすり身を油で揚げた所謂揚げかまぼこの
ことを「てんぷら」と呼んでいます。
海が近いこの辺りではかつて各地区に小さな蒲鉾屋さんが有りました。
近年急速にその数は減って来ていますが、今でもその味をしっかり守っている蒲鉾やさんも残ってい
ます。
今日ご紹介する竹内義商店は志度の隣(といっても、おやじの宿から歩いて10分程度)牟礼町原
にある蒲鉾屋さんで、おやじも週一回くらいの頻度でここのてんぷらを買いに行きます。地元では美味
しいてんぷらで通っているんです。
民家の風貌の竹内義商店
店先では、朝揚げたてんぷらの発送準備中でした。
奥では揚げたてのてんぷらが並べられています。
タコ、イカ、きくらげの入った丸てん、牛蒡てんなどがならんでいます。おやじ達が普通てんぷら(上て
ん)呼んでいるのは、ここにはありませんが、幅6cm、長さ18cm、厚さ1cm程の長方形の揚げかまぼ
こです。
おでん種だとか、うどんのトッピングなどにも使います。揚げたては特に美味ですよ。