鐵道旅行案内

　祖父（明治24年生まれ、S56年没）の本棚でこんなものを発見しました。

　大正13年11月鐵道省発刊の｢鐵道旅行案内｣

　たて107mm、よこ190mm、厚さ29mmの旅行情報誌

　鐵道沿線の主要都市と周辺の遊覧地、旅行経路を鳥瞰図を交えてびっしりと記されております。

　この際ですので、おやじの住む志度、現在JR高徳線の志度駅近辺の記載があるかと調べてみました。

　ところが・・・（高松からの交通手段と料金は、ちょこっと出ておりましたが・・）

件の本の大きさと装丁はこんなものです。

高徳線を調べようと、目次を見ると・・記載がありません。

大正13年当時、高徳線は無かった様です。

ちょっと高徳線の歴史を調べてみましたが、こんな風でした。

　1925年　高松ー志度　開業

　1926年　志度ー讃岐津田　開業

　1928年　讃岐津田ー引田　開業

　1935年（昭和10年）　前線開通

記載がない訳です。

高松近辺の鳥瞰図

高松の左側に大きく描かれているのは栗林公園、

下端に屋島、五剣山、志度の記載がありますね。

当時の販売正価が３円２０銭

現在の価格に換算すると、およそ４５００円になるようです。