源内焼 | たいや旅館・おやじだより

たいや旅館・おやじだより

 四国88ケ所第86番札所「志度寺」の門前町にある小さな旅館「たいや(鯛屋)」のおやじであります。
 うどんだけじゃない「さぬき」を、趣味の写真を通して発信していきたいと考えております。どうかお気軽にお立ち寄りください。
 

 冷たい雨が降り続いていますが、風邪などひいておられないでしょうか。

 おやじは今日一日、全く外出もせず家の中で過ごしておりました。


 おやじの育ったさぬき市志度は、エレキテルで有名な平賀源内先生生誕の地なんです。旧邸はおやじん家から徒歩5分。おやじが参加している志度まちぶら探検隊の会合も、月に一回この旧邸で行われています。旧邸には薬草園の他に源内窯が再現され、源内焼の教室なども行われている様です。


 源内焼と言いましても今川焼などの食べ物ではありませんよ。

 陶器です。

 調べましたところ、江戸中期(1755年ころ)平賀源内の指導により始まった中国華南三彩と同じ系列の軟質(焼く温度がやや低いそうです。)施釉陶器、木型による模様と緑釉を特徴としているそうです。


平賀源内の肖像画(平賀源内先生顕彰会発行の平賀源内全集 上より)


たいや旅館・おやじだより-平賀源内肖像



平賀源内旧邸


たいや旅館・おやじだより-平賀源内旧邸



旧邸に復元された源内窯


たいや旅館・おやじだより-源内焼の窯



源内焼(らしき陶器)

軟質、緑釉陶は合致、木型による緻密な模様とはちょっと違ってますね。蓮の葉を模したのでしょうか。


たいや旅館・おやじだより-源内焼か?



菓子器のようです。

たいや旅館・おやじだより-源内焼



裏側には「鳩渓」(平賀源内の號)の印がなぜか二か所に押されています。

ひょっとしたら試作品かも・・・なことは無いか。


たいや旅館・おやじだより-鳩渓印