今日は、あまりメジャーではない小吃「鼎邊趖」について書きます。
鼎邊趖とは、スープに入ったトゥルトゥル、クルクル…不思議な食べ物。
食感は…おばけのような・・・クラゲのような・・・
おばけもクラゲも食べたことはないけど、たぶん、食べたらこんな感じだと思われます。
「鼎邊糊」ともいわれる福建由来の小吃ですが、作り方がちょっと変わっています。
一般的な麺は、形を形成してから火を通しますが、これはそうではありません…。
「鼎」は大きな鍋を意味しますが、まず、そのお鍋に魚や野菜などスープをグツグツします。
そして、そのお鍋の余白というか上のところに、お米をすりつぶしたトロトロの生地を、かけて張り付けます。
台湾語でゆっくり落ちていくという意味を表す「趖」のとおり、その生地がスープに落ちて(落として)、
鼎邊趖のできあがりです。
これによく似たもので、客家人の「粄條」というのがあります。
「粿仔條(グェアディアオ)」 とも言いますが、これは台湾語で、粄條とほとんど同じです。
お店によって麺の太さに幅がありますが、どちらも生地を切ってから茹でるところが、鼎邊糊とちょっと 違います。
↓こちらは、美濃で食べた粄條
鼎邊趖は、麺屋さんの定番メニューという訳ではないので、おいているお店は限られてしまいますが、私は最近安平の「安平陳傳統小吃」で見かけたのでで食べました~。
安平陳傳統小吃
台南市安平區平生路9號
それではまた~
このたび、台南本ができました!!
台南旅行のお供にぜひご覧くださいませ~。