出産方法 | 出産につきもの

出産方法

母親(母体)の膣を通って生まれる場合を経膣分娩と言う。近代以前のお産は全て経膣分娩(経膣自然分娩)であった(経過については分娩 参照)。

計画分娩
母子の状態、あるいは出産する病院の都合などから、自然に陣痛が来るのを待たず、陣痛促進剤を用いて計画的に経膣分娩を行う場合がある。促進剤が効きすぎて母子に害が及ばぬよう、分娩監視装置をつけて十分注意を払う必要がある。
帝王切開
産科学が発達すると帝王切開 による分娩も可能となった。自然分娩ではリスクの高くなる分娩、たとえば骨盤位、児頭骨盤不均衡、常位胎盤早期剥離や前置胎盤 の場合などに、帝王切開が適用される。一度帝王切開で分娩した場合、陣痛(子宮収縮)による子宮破裂のリスクを回避するため、次回も帝王切開を勧められる。ただし母児の状況によっては、「帝王切開後の経膣分娩」(VBAC: Vaginal Birth After Cesarean) が可能となる場合もある。