僕の人生というこの舞台は、観察者か何かが監視して、指揮監督していて、
僕の言動が脚本通りにいかないと訂正してくる。
あるいは、何か実験をして介入してきて、それに対する僕の反応を見ている・・・
僕は地味に真面目にコツコツと動くしかない・・・ あらがわず、抵抗せずに・・・
平凡に生きようとするささやかな願いすら、観測者にとっては傲慢に見えるのであろう、邪魔してくる・・・
平凡な幸せすら捨てて、僕は愚痴も言わずに従順に生きなければいけない・・・
僕以外の登場人物は、こういうことをすでに知っている・・・
だから、みな、あくせくせずに、そこそこうまく生きている。高望みせず、理想を高く持たずに、適当に適度に生きている・・・・他の人の事もうらやまない・・・
僕だけがそういうことを知らずに、必死にあがいて、蟻地獄のようにかえってもがき苦しんでいる。。。
肩の力を抜いて、控えめに、苦しみも甘受して、生きていかなければいけない。他の人のことを羨ましがらない・・・
自分の受けた苦難は何か別なことで埋め合わせようと欲張らずに、今ある状況を甘んじて受け入れなければいけない・・・